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アイルランド出身。1999年に『愛の誓い~スウェアー・イット・アゲイン』がUKシングル・チャートにおいて初登場1位を獲得するという華々しいデビューを飾り、デビュー・アルバム『ウエストライフ』からカットされたシングルが全て初登場1位を記録し(アルバムは最高2位)、いきなりトップ・アーティストの仲間入りを果たしたウエストライフ。

続く2000年にリリースされた2ndアルバム『コースト・トゥ・コースト』からのシングル『マイ・ラヴ』まで7曲連続初登場1位という当時のギネスブック記録を樹立してその頂点の座を揺るぎないものとし、同アルバム・チャートでも初登場1位を獲得。2001年に3rdアルバム『ワールド・オブ・アワ・オウン』(UKアルバム・チャート1位/No.1シングル2曲収録)、2002年にベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ~アンブレイカブル』(3作連続アルバム・チャート1位/日本盤のみBoAとのコラボレーション・ソング収録)、続く2003年には『ターン・アラウンド』(4作連続アルバム・チャート1位/No.1シングル1曲収録)と、確実にアーティストとしての成長を遂げながらクオリティの高い作品をリリースし続け、2004年3月にブライアンが脱退したが、同月には早くも4人で活動を再開。同年、スタンダード・カヴァー・アルバム『アラウ・アス・ビー・フランク』で新たなスタート切り、2005年初頭に行われたヨーロッパ・ツアーでも全公演アリーナ・クラスの会場を完全ソールドアウトさせるなど、衰えることのない人気とさらに磨かれたヴォーカル、パフォーマンスでヨーロッパ中を熱狂の渦に包み込んだ。

2005年2月~3月にかけて行われたツアーの後、2005年10月にはデビュー以来最長のオフを経て制作された通算7作目/4人となって初のオリジナル・アルバム『フィス・トゥ・フェイス』をリリース。同作品からの1stシングル「ユー・レイズ・ミー・アップ」は、通算13曲目の初登場1位(2週連続)、アルバム・チャートにおいても通算5作目となる初登場1位を獲得し、同週にシングル・アルバム共に1位を獲得したのは、これほどのNo.1の歴史をもつウエストライフにとっても初めてのことであり、アイルランド出身のアーティストとしても初の快挙を達成。続く2ndシングル/ダイアナ・ロスとのデュエット「ホエン・ユー・テル・ミー・ザット・ユー・ラヴ・ミー」は初登場2位を記録し、同日付まで1stシングル『ユー・レイズ・ミー・アップ』も10位をキープしてトップ10内に2曲同時にチャートイン。アルバムは初登場1位を獲得した後から約2ヶ月間に渡ってトップ5にランクし続けた。2006年には4・5月はアリーナ、6~8月は屋外の大会場というUKツアー「Face To Face Tour」を敢行。

2006年には、大ヒット・バラード/ラヴ・ソングの全編カヴァー・アルバム『ラヴ・アルバム』と、2006年春に行われた完全ソールド・アウト・ツアー「Face To Face Tour」におけるウェンブリー・アリーナ公演を完全収録した最新ライヴDVD『WESTLIFE _ LIVE AT WEMBLEY’/ ライヴ・アット・ウェンブリー』をリリース。前述のカヴァー・アルバムは当然のごとく全英1位を獲得、トリプル・プラチナムに輝いた。またこのアルバムからのシングル「ローズ」(ベット・ミドラーのカヴァー。ジャニス・ジョプリンの生涯を描いたベット・ミドラー初主演映画の主題歌。79年)は全英シングル・チャートで1位を獲得し、彼らにとって14曲目の全英1位シングルとなった。これにより、エルビス・プレスリー、ビートルズに続き、全英ナンバーワン・シングル獲得数が史上3位となった!

2007年に入り、2月にオーストラリアのパースを皮切りにワールド・ツアーを敢行した彼らは、同年11月5日、通算9作目となるスタジオ・アルバム「バック・ホーム」をリリース。(日本では11月21日発売。) UKアルバム・チャート1位を見事に獲得し、彼らの輝かしい歴史に新たな1ページを作った。そして2008年、1月から“BACK HOME”ツアーを続けていた彼らだが、2008年後半にかけては“オフ”(充電期間)を取ることを宣言。これまで毎年リリースのあった彼らにとって、アルバムリリースのないはじめての年となるが、その年ダブリンのクローク・パーク・スタジアムで行われたライヴの模様を収めたライヴDVDをUKでは 12月10日(UK11月24日)にリリースした。

その後、レコーディング活動を再開したものの2012年の公演をもって解散した。

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