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ヒップホップの不毛地帯、クリーブランドにて'92年に結成された4人組のBONE THUGS-N-HARMONY。地元クリーブランドで活動を続けていた彼等は、元NWAのメンバーでありギャングスタラップの象徴であったEASY-Eを尊敬していた。

彼等はなんとかEASY-E主宰のルースレスレーベルと契約にこぎつけるために、EASY-Eのクリーブランド公演のバックステージに侵入し、いきなり目の前でパフォーマンスを行なった。そして彼等はその場で契約にこぎつけ3週間後には、BONE THUGS-N-HARMONYとEASY-Eはレコーディングを始め、その時にでき上がった曲があの1stシングル「THUGGISH RUGGISH BONE」である。

この1stシングルがいきなりR&Bチャート1位を獲得し、同'94年に発表されたEP「CREEPIN' ON AH COME UP」は瞬く間に全世界に広がり400万枚に達するセールスを記録、彼等の個性溢れるラップが至るところで氾濫することになる。

翌'95年に発表された1stフルアルバム『E.1999 ETERNAL』は全米1位を獲得し大ヒットを記録していたが、そんな最中彼等の親と言っても過言ではないEASY-Eがエイズの為に、急死してしまう。彼らはその夏EASY-Eに捧げる「Crossroad」を制作、このプロモーションビデオがとても切なく彼等のギャングスタイメージも変わる作品となった。結局、この曲はダブルプラチナムを記録し、'97年度のグラミー賞、ソウルトレインアワードを受賞し彼等の代表曲となった。

その後ポップスフィールドのアーティストとのコラボレートなどをこなし着実にメジャーアーティストとしての貫祿を身に付けていき、'97年にアルバム『ART OF WAR』をリリース。'98年には早くもベストアルバムとなる『THE COLLECTION VOLUME1』をリリースした。そして約2年振りとなる『BTNHRESURRECTION』で完全復活。