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1968年ノヴァスコシア州ハリファクスに生まれたSarah McLachlanは、1985年にヴァンクーヴァーでニューウェイヴバンドを率いていたところをレコード会社に発掘された。同年Nettwerk Recordsと契約をかわすと、彼女はすぐさまソロに転向する。

1988年リリースの1stアルバム『Touch』は、カナダでゴールドディスクとなり、胸に訴えかける声と地に足のついたシャイで誠実な姿勢を持つ彼女は、感性鋭い若手シンガーソングライターとして一躍人気を得た。1991年の2ndアルバム『Solace』でさらに注目を集め、アメリカでも話題を呼ぶ。

しかしアメリカのメインストリームへの突破口となったのは、3rdアルバム『Fumbling Towards Ecstacy』だ。全米で500万枚を売り上げ、“Hold On”“Possession”“Good Enough”の3枚のヒットシングルを生み出した。

McLachlan自身にとっては、セールスやヒットは二の次で、献身的に音楽をつくるという作業の幸運な副産物でしかなかった。ただし『Fumbling』が成功したことで、McLachlanは内気さを克服し、アーティストとしての責任感に目覚めたようだ。

1997年、アメリカでは4枚目のフルアルバムとなる『Surfacing』のリリースと同時に、女性が主導権を握るグループを集めた2ステージのフェスティヴァル、Lilith Fairを立案し、実現に向けて準備に取りかかる。複数の女性アーティストを同じステージに立たせることを嫌う業界に異議を唱える企画だった。これが大盛況で、1998年に2回目のLilith Fairが開催されると、Lilithはそれ自体が小規模な事業となり、ライヴのコンピレーションアルバムと本を発売するに至る。

2001年、若者に無料で音楽教育を提供するサラ・マクラクラン・ミュージック・アウトリーチ・プログラムを設立。慈善活動も精力的に継続して行った。

2004年、7年ぶりのアルバム『アフターグロウ』で大復活し、全世界で400万枚を超えるセールスを記録。最愛の母を病気で失い、最愛の娘を授かるという人生における最大の出来事を同時に経験し、これまでの作品を越えた深遠な詩世界を内包する、本人自ら最高傑作と自負する作品となった。

2006年11月にはクリスマス・アルバム『ウィンターソング』をリリース。同年12月に公開されたダコタ・ファニング主演のクリスマス映画「シャーロットのおくりもの」のサントラに参加、主題歌「オーディナリーー・ミラクル」をサラが歌い大ヒットとなった。

2010年、カナダ、バンクーバー・オリンピック開会式ではカナダ代表アーティストとして登場し、「オーディナリーー・ミラクル」をライヴ・パフォーマンスで披露、大きな感動を呼び話題となった。

2016年10月、9枚目のアルバムで自身2枚目のクリスマス・アルバム「Wonderland」をリリースした。