過去にとらわれず、ニュートラルな気持ちで作った『imagine』特集2
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「imagineをすることってすごい大きい力だな~っていうか、 自分も今からスタートだっていう気持ちで すごいワクワクするようなものを想像していきたい」 |
――『imagine』というタイトルに込めた思いは? MINMI: 純粋にやっている人も多いとは思うんですけど、あらゆることに関してなんかひとつ言葉がついちゃうと、そうあるべきものだっていうのが何にでもあるな~って思うんですよ。こういうやり方でこうあるべきもの…っていう、なんかデータみたいなもの、それに逸れると浮いちゃうんじゃないか、はみ出しちゃうんじゃないかとか…。でも、前作が終わって、今回新しい気持ちでやりたいなって思って、そういう枠をとっぱらって、自分にしかできない想像力をもっと豊かに使っていきたいな…って思ったんです。ワクワクするような将来のイメージを持つことと、不安になりそうな将来のイメージを持つことによって、全く未来が変わってくると思うんですね。だから、imagineをすることってすごい大きい力だな~っていうか、自分も今からスタートだっていう気持ちですごいワクワクするようなものを想像していきたいなって。あと、聴いてくれる人も、先の見えない未来を楽しみにして欲しいみたいな気持ちを出したくて『imagine』ってつけたんですよ。 ――ちょうどタイトル曲に出てくる<巨大なスピードと 時代のシルエット なぞるみんなと合う必要はない 私も ――逆にこの曲は楽しくできた曲ってありますか? MINMI: 湘南乃風との「EVERYDAY」。本当に遊びながら、遊びの曲を作ったって感じですね。去年、湘南乃風のアルバム(『湘南乃風~Real ――全体的に『imagine』のタイトルから通じる素直さを歌詞には持ち合わせてますよね。 MINMI: 素直じゃないときの自分って気づかないけど、素直にいいなって感じる時って、結局一番クリアになって楽しくなりますよね。楽しいことを素直に感じることもそうやし、間違ってるっていうのを素直に出した後に、それが一番いい方法かなって思うのもそうだし。そういう素直な力っていうのは音楽からもらってますね。もちろん、素直がいいって思ってる裏には、ひねくれてる部分があるからやなってすごい思うんですけど。 ――最後に、アルバムを引っさげての全国ツアーはどんなものにしたいですか? MINMI: タイトルが『imagine』なんで、この曲たちをどこまで生で再現させるかっていうより、もっといいものを出したいですね。もちろん歌も音も楽しんでもらうけど、観てもグルーヴが伝わって楽しんでもらえるみたいな…。CDは耳からだけだけど、観てこそ『imagine』が200%伝わるようにがんばるので、みんなに来て欲しいですね。 取材・文●イトウトモコ |