アリス・クーパー「俺のロックの神様は、ジェフ・ベック」

英国BBCラジオ2の番組『The Rock Show with Johnnie Walker』にゲスト出演したアリス・クーパーは、“ロック・ゴッド”について語るコーナーで、自身の神的存在にジェフ・ベックを挙げた。
アリスは、ベックを「ヤードバーズ、多分、それ以前から現在に至るまで最もクリエイティブなギタリスト」と称え、「16歳か17歳のとき、俺ら、ヤードバーズの前座をやったんだ」との逸話を明かした。
「俺ら、ザ・スパイダーズってバンドだった。彼ら、俺らよりすごく年上ってわけじゃなかった。多分、19歳か20歳だったんじゃないかな。俺らはフェニックスのヤードバーズだった。まだ高校生のときだ。俺ら、大勢のキッズを前にステージに上がり、ヤードバーズの曲をプレイしたんだ。ジェフやキース・レルフ、(ヤードバーズの)メンバー全員が後ろのほうにいるのが見えた。俺らが曲を終える度に、彼らは親指を上げてくれた。俺ら、結構よかったからな。で、彼らがステージに上がり、俺ら、ぶっ飛んだよ。彼らこそがヤードバーズなんだから」
「俺は、あんな風にギターをプレイする人を見たことなかった。当時、想像できるだろうが、彼は自分の才能をひけらかしていたし、彼は素晴らしかった。ギターはボロボロだったけど、彼はそれでストラディヴァリウスみたいなサウンドを出してた。以来、俺は彼がエリック・クラプトンとプレイするのも見たし、もちろん、友人でもある。それに加え、彼は’32 Ford Roadster(レプリカ)を造ってるんだぜ。かなうわけない」
アリスは80年代半ばにも、自分が最も好きなバンドはヤードバーズだと話しており、度々、ジェフ・ベックを称える発言を繰り返している。
Ako Suzuki







