ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン、「まだ父親に寄生している」コメントに反撃

ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンが、今週リリースするデビュー・シングル「Distance」を先月亡くなった父、エドワードに捧げると発言したことで、またもや非難される羽目に陥った。
デビュー・シングル発表のニュースに、ウルフギャングのTwitterには「待ち切れない」「楽しみだ」「素晴らしい」などポジティブな反応が多く寄せられたが、「まだ父親の名に寄生しているわけか。才能のない脛かじり野郎。バンドを去って、お前のポジションを正当な持ち主のもとへ返せ。いかがわしい野郎め」との中傷的なコメントも残された。
これに対し、すでに削除されたが、ウルフギャングは「これに返す冗談を思いつくエネルギーは持ち合わせてない。このどうしようもないクソッタレを見てよlol なんて悲しい人生を送ってるんだろ」と返したという。
また、同じく有名な父(フランク・ザッパ)を持つギタリストのドゥイージル・ザッパは、同情を示し、「君の父親への愛はよく分かる。この先もずっとだ。君の音楽はそれ自体が雄弁に物語るだろう。君は誰にも何も説明する必要はない。ヴァン・ヘイレンは安泰だ、みんな! リスペクト」とウルフギャングへ返信している。
I’m sorry you’re hearing the worst from some people. It won’t always be that way. Your love for your dad speaks volumes and it always will. Your own music will speak for itself and you won’t have to explain anything to anyone. The Van Halen name is in good hands everyone! Respect
— Dweezil Zappa (@DweezilZappa) November 13, 2020
ウルフギャングは、間もなく(現地時間11月16日)、ソロ・デビュー・シングル「Distance」をリリースする。Blabbermouth.netは先週、同曲についての彼のコメント──「父の健康面での問題が続き、僕は、彼のいない僕の人生はどうなってしまうのか、どれほど彼のことを恋しく思うだろうかって想像してたんだ。この曲はものすごく個人的なものだけど、人生における深い喪失感というテーマには誰もが共感できると思う」「みんなに聴いてもらう僕の最初の曲が“Distance”になるとは思っていなかった。でも、父はこのリリースを僕と一緒に祝ってくれるだろうとも考えた。これは彼に捧げる」──を紹介していた。
Ako Suzuki