2000年のアルバム『MILES』で、ここ日本でも耳ざといロックファンの間で一躍人気者となったマイルス。ちょうどフランスのタヒチ80が『パズル』をリリースしたのと同時期だったこともあり、ドイツ出身の彼らも、英米のポップ/ロックの良質な部分を受け継いだ非英語圏のバンドとして話題を呼んだ。あれから3年、マイルスが長い時間をかけて完成させた新作『Don’t Let The Cold In』は、このインタヴューにもあるように“バンド・サウンド”を全面に打ち出したもの。前作をビーチ・ボーイズとすれば、今回はニルヴァーナ、という表現では安直すぎるだろうが、ともかく、エモーショナルでエナジーにあふれている。そして、もちろん彼らならではの美しいメロディは健在。バンドを家族のように感じ、そこに“すきま風を入れない”という意味からタイトルを付けたというトビアスが、今回のアルバムについて、また新メンバーとして加わったベーシスト、ニーナについて語ってくれた。
1 Don’t give up 2 Menlo park 3 Teenage dreams 4 King of the bees 5 Stranger 6 Give it away 7 Silverspoon 8 No love 9 Turn back time 10 Magic 11 Don’t let the cold in 12 Tomorrow not today 13 The birds 14 Sunday