1 Cult of Personality 2 I Want to Know 3 Middle Man 4 Desperate People 5 Open Letter(To a Landlord) 6 Funny Vibe 7 Memories Can’t Wait 8 Broken Hearts 9 Glamour Boys 10 What’s Your Favorite Color?(Theme Song) 11 Which Way to America?
1 Time’s Up 2 History Lesson 3 Pride (Calhoun) 4 Love Rears Its Ugly Head (Reid) 5 New Jack Theme 6 Someone Like You 7 Elvis Is Dead (Reid) 8 Type (Reid) 9 Information Overload (Reid) 10 Under Cover of Darkness 11 Ology 12 Fight the Fight 13 Tag Team Partners 14 Solace of You (Reid) 15 This Is the Life
1 Go Away 2 Ignorance Is Bliss 3 Leave It Alone 4 Bi 5 Mind Your Own Business 6 Auslrander 7 Never Satisfied 8 Nothingness 9 Postman 10 WTFF 11 This Little Pig 12 Hemp 13 Wall
Glover、Reid、ドラマーのWill Calhoun、ベーシストのDoug Wimbish(2ndアルバム後のメンバー)はロサンゼルスのKey Clubのステージに立ち、およそ2時間の間、若干の変化球を交えながらバンドの今までの経歴をハイライトで見せてくれた。派手好きのGloverは鮮やかなイエローのパンツに黒いゴムのシャツで現れ、まるでDevoの忘れられた黒人メンバーか、はたまたウェイトを増やそうとしているレスリング・チームの子供かという感じだ。初めの30分はメタル・テイストの曲(“Go Away”“Release The Pressure”“Sacred Ground”など)が中心だったが、Living Colourが広める手助けをしたミクスチャー・スタイルをさらに進化させたラップ/メタル/パンクのバンドが数多く存在する今となっては、その時代の流れが、Living Colourのこれらの鋭い作品を古風にさえ感じさせてしまう。
Living Colourの最も有名な他の曲に関しては、時の流れはもう少しやさしかった。タイトに演奏された“Type”“Love Rears Its Ugly Head”、そして特にGloverのゴスペル風のヴォーカルで始まる“Open Letter To A Landlord”に観客は大喜びだった。一方で、それほど受けていたとは言い難いのが、ところどころに差し込まれた各メンバーの別プロジェクトからの楽曲セレクションだ。例えば、WimbishとCalhounによるJungle Funkのズッシリとしたナンバー“Trance”などだ(隣にいた男性の感想は「まあ、ちょっと違う感じだね」とずいぶん親切だった)。
Vernon Reidは今だにしびれるようなソロを生み出してくれる。特に“Middle Man”でのソロは最高だった。ただし、Reid自身はどんなソロも大好きだということは言っておくべきだろう。ラストを飾った“Cult Of Personality”(ちなみに最後はGloverがバルコニーまでスピーカーを登って終わった)で聴かせてくれたような複雑で入り組んだリフを弾いてないときは、1拍ごとにとにかく300音詰め込んだようなわかりやすいソロを弾いたりもするタイプなのだ。