【インタビュー】NEK!、デジタルシングル「FLiCK」でメジャーデビュー「スマホからはわからないわたしたちの魅力を感じて」

2026.06.11 12:00

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2025年8月に結成から1年半で初のZeppワンマンをソールドアウトさせ、11月には1stフルアルバム『MEME』をリリース、2026年2月からは初の全国ツアーを行った4人組ガールズバンド・NEK!が、6月10日にデジタルシングル「FLiCK」でメジャーデビューを果たす。

ラウドロックのテイストとポップネスを持ち合わせたサウンドに、ネットスラングなどを用いて現代の若者のリアルを投影した歌詞を乗せる“スラングロックバンド”として活動してきた彼女たちが新たなスタートを切るタイミングで世に放つのは、持ち味を最大限に活かしたポップパンクナンバー。

重低音と軽やかさを併せ持ったサウンドと等身大の歌詞は、SNSを通じて出会った我々リスナーに、ライブという生身の空間で一緒に音楽を共有しようと晴れやかに呼びかける。デジタルネイティブ世代の彼女たちは、どんな思いのもとバンドで音楽を発信しているのだろうか。2年で育まれた結束と、同曲に込めた思いをメンバー全員で語ってくれた。

   ◆   ◆   ◆

──NEK!はバンドへの憧れを持っていたHikaさんが、SNSでメンバーをスカウトして結成されたそうですね。

Hika(Vo, G):3人とも可愛らしさも技術も持っていて、「すごくかわいくてかっこいい! 一緒にバンドをやるならこの人じゃなきゃダメだ!」とすぐに声を掛けました。だから一緒にバンドをやりたいと思っていた人を集めたら、結果的にガールズバンドになったんです。4人とも個人で弾き語りや演奏動画を発信していたので、それぞれの動画から「きっと同じ気持ちで動画投稿を始めているんだろうな」と感じたのも大きかったです。

──確かにSNSの使い方には人間性が出ますよね。動画のカメラの角度、動画に映るふとした仕草、言葉の使い方、編集の仕方など、細かいところに発信者の潜在的な成分が色濃く表れるので、自分と相性がいいかどうか直感的にわかったりもして。

Hika:そうなんですよね。3人それぞれの動画を観たときに、真っ先に「会ってみたい!」と思ったんです。それはなんとなく、動画から感じられる人柄にも惹かれたのかなと思います。実際スタジオで初めて会ったときに、昔から知っていたような感覚があって、1日目からすごく仲良くなりました。

Natsu(G):わたしは2回目のスタジオで初めて合流して、1回目のスタジオですでに3人が仲良くなっていて、後から入って大丈夫かな……!?と不安だったんですけど(笑)、3人ともすごく優しく迎え入れてくれて、いっぱい話しかけてくれて。こんなに仲良くできるメンバーと出会えてうれしいですね。

──声を掛けられたお三方は、もともとどんな思いのもと動画投稿をしていたのでしょう?

Cocoro(Dr):それまでずっと結構年上の方と一緒に音楽をやっていて、その方々からずっと「同年代の子と一緒にバンドをやる経験は絶対に必要だよ」と言われていたので、同年代の子と組みたいと思っていたところにHikaから声を掛けてもらいました。それまでは先輩方が持っているノウハウに引っ張ってもらっていたけれど、NEK!では1個1個の問題にぶち当たって悩んで、それを解決して乗り越えて成長していくという一連の流れを全員一緒にできるんですよね。先輩たちが言っていたのはこういうことだったんだなと実感しています。

Natsu:わたしはもともとサークルでガールズバンドを組んでいて、ガールズバンドでしか味わえない良さをずっと感じていたんです。やっぱりガールズバンドって、普段はふわふわしている女の子が、楽器を持つとガラッとかっこよくなるというギャップがいちばんわかりやすい気がしていて。いちリスナーとしてもそういうところが魅力的だったし、憧れでもありました。だからHikaから「ガールズバンドとして活動していくことになると思う」という話をもらったとき、めちゃめちゃうれしかったんです。

Kanade(B):わたしもガールズバンドには他と違う精神的な強さを感じていて、憧れを抱いていました。だからいつか自分もガールズバンドを組んで、憧れのガールズバンドの皆さんと並べたらいいなという夢を思い描いていて。Hikaから声をかけてもらったときは高校2年生で、ちょうど「音楽の道に進みたいし、バンドをやっていきたいけど、でも周りに一緒にやれそうな人たちもいないからどうしよう……」って進路に迷ってたんです。そしたら自分の求めていた環境が降ってきて、ほんとに感謝してます。

──結成から2年経ち、NEK!としてどんな充実を感じていますか?

Cocoro:同年代の同性同士だからお互いが似た悩みを持っているし、相談し合えるんですよね。あとファッションなどでも、それぞれのカラーが異なるので、最近の流行ってるものやハマっているものを教え合えるのもありがたいです(笑)。

Hika:メイクとかカラコンとかね(笑)。あと同世代の同性同士だからこそ体調面とかもわかり合えるし。

Kanade:そうだね。ナイーブなことも打ち明けられる。

Natsu:そしたら「じゃあそのぶんわたしが頑張るね」とサポートできるし、すごく活動しやすいです。だからこのメンバーを集めてくれたHikaに本当に感謝しています。

Cocoro:集まったときから仲が良かったけど、みんな人見知りだから本当の自分を出すのにすごく時間が掛かったところはあるんです。だから結成から2年経って、「ほんとはみんなこんなにテンションが高いんだ!」と驚いています(笑)。4人が集まるとえげつない怪獣のようなエネルギーが湧き上がります(笑)。

Hika:ライヴ前の楽屋はほんと怪獣だね(笑)。自分を出せるようになったぶん演奏のグルーヴもぐんと上がって、仲が深くなればなるほど演奏も太くなってきている実感があります。でもまだまだライヴのMCでは人見知りをしてしまうので……この怪獣っぷりをステージでも発揮していきたいですね。

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