【インタビュー】yukihiro (L’Arc-en-Ciel / Petit Brabancon / geek sleep sheep / ACID ANDROID)が語る豊作の2025年と、2026年の新たな予感「もっとやりたいですね」

yukihiroは昨年2025年、L’Arc-en-Ciel、ACID ANDROID、Petit Brabancon、geek sleep sheepといった全プロジェクトが、ライヴ開催や作品リリースといった活発な動きをみせるなど、過密スケジュールを進行しつつ表舞台に立ち続けた。
1月15日にはL’Arc-en-Cielの44th CDシングル「YOU GOTTA RUN」をリリース、同月18日および19日には東京ドーム2days公演<L’Arc-en-Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION -hyde誕生祭->を開催した。3月に行われた<Petit Brabancon CROSS COUNTER -01->は東名阪2daysずつ、それぞれ対バンとワンマンをセットに全6公演の規模で実施されたものだ。
そしてACID ANDROIDは8月、7年ぶりとなるアルバム『fade into black cosmos』をリリースし、発売同日より東京・渋谷 WWW X 2days公演を開催。翌9月には再びPetit Brabanconにて東名阪2daysずつ全6公演の対バンを含むライヴシリーズ<Petit Brabancon CROSS COUNTER -02->を行った。さらには10月、geek sleep sheepとして約1年ぶりのツアー<tour confusion bedroom 2025>で東名阪をまわり、12月には東名阪ツアー<ACID ANDROID LIVE 2025 #2>を開催するなど多忙を極めた。
yukihiro × BARKSによる恒例の1年間振り返りインタビューでは、2025年を総括し、すでに2026年の開催がアナウンスされているPetit Brabanconの全国ツアー、ACID ANDROIDの東名阪ツアー、L’Arc-en-Ciel結成35周年イヤーを記念して開催されるアリーナツアーへの予感について、じっくりと話を訊いた (※インタビューは2025年末に実施)。

◆ ◆ ◆
■花束を持って行ったはいいけど
■これどうすればいいの?って(笑)
──2025年はL’Arc-en-Cielの東京ドーム2days公演にはじまり、Petit Brabanconのライヴシリーズ、ACID ANDROIDのリリースやライヴ、geek sleep sheepのツアーなど、yukihiroさんが関わる全プロジェクトがほぼ途切れることなく動いた1年となりました。それぞれ充実度も高かったのではないかと思いますが、今、どんな年になったと振り返りますか。
yukihiro:いろいろ楽しかったですね。
──それぞれ異なる4つのプロジェクトですから、頭の切り替えも大変ではなかったですか?
yukihiro:“ここからはここに向けた考えにしよう”と切り替えることができたと思います。
──忙しいくらいのほうがよかったりしますか? ワーカホリックみたいに健康よりも制作を優先してしまったり。
yukihiro:何度か“昨日までなにやってたな?”みたいになる感じも面白かったですよ(笑)。
──面白いって(笑)。
yukihiro:昨日まではこれ、今日からはこっちみたいなことが何回かありましたね。
──次から次へと制作が押し寄せてくるんですね。
yukihiro:そういう感じになりました。


──では、2025年を振り返ってうかがいますが、表立っての活動スタートは1月18日および19日の東京ドーム2days公演<L’Arc-en-Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION -hyde誕生祭->でした。実際にはいつくらいから準備が始まっていたんですか。
yukihiro:2024年の年末くらいからリハーサルが始まって、並行して「get out from the shell」のシーケンスを作り直していました。その作業をしながら年を越した感じです。
──<hyde誕生祭>は事前に「当日は僕がワガママに、好きなようにラルクをプロデュースします」とhydeさんからコメントが発表されていたとおり、これまでの公演とは一味異なる選曲も魅力でした。セットリストはhydeさんが作られたと思いますが、イメージの共有みたいなものはありましたか。
yukihiro:セットリストを作る前から、こういうイメージでやるのでよろしくみたいな話は聞いていたし、こういう曲をやりたいけどどうかなとか、そういう話もありました。

──「クールな衣装を」というhydeさんからのリクエストがあったそうですし、演出面でも「接吻」の曲中ではアリーナ中央へ伸びるランウェイからセンターステージに歩み出たkenさんが独奏によるギターソロを披露し、続く「In the Air」では入れ替わるようにtetsuyaさんがセンターステージで独奏によるベースソロを弾くなどステージ構成も新鮮で、<hyde誕生祭>ならではでした。ちなみに、「fate」や「forbidden lover」「いばらの涙」など、リズムが楽曲を牽引するナンバーでは特に、kenさんがyukihiroさんのほうに身体を向けて演奏している姿が印象的だったのですが。
yukihiro:そうなんですね。“ちゃんと演奏してね”っていうプレッシャーかな(笑)。
──違うと思います(笑)。yukihiroさんのリズムに集中しているから身体全体をドラムセットに向けているということでしょうね。yukihiroさんはアイコンタクトみたいなものを普段意識するんですか。
yukihiro:あまり意識してないですね。特に東京ドームのステージは広いし、それぞれ距離もあるので。逆に、気がついたら目の前にみんながいないときとかもありますね。“あれ? 誰もいないな”って(笑)。


──皆さんがラインウェイのほうへ行ったらそうなりますよね(笑)。そういう意味ではドラムというポジション上、yukihiroさんがラインウェイを歩くようなシーンはありませんが、<hyde誕生祭>ではインターバルの後、yukihiroさんがひとりバラの花束を持ちつつ、メインステージからラインウェイを歩いてサブステージに向かうシーンがありました。<hyde誕生祭>のハイライトのひとつになったと思いますが、この演出はやはりhydeさんですよね。
yukihiro:hydeさんからは、センターステージまで歩いてほしいという提案があったのですが、それだけだと間が持たないと思って、「花束でも持つのはどうかな」って返したら採用されました。スタッフから、喜んでましたと聞いて、良かったなと思いました。
──花束はyukihiroさんのアイデアだったんですね。
yukihiro:でも花束を持って行ったのはいいけど、“これどうすればいいの?”ってなりました。

──実際は、yukihiroさんがドラムセットの前に置いた花束を手にしたhydeさんが、花束を抱えながら歌うという美しいシーンになりました。そして3月と9月は、Petit Brabanconがそれぞれ対バンライヴシリーズ<CROSS COUNTER -01->と<CROSS COUNTER -02->を開催しました。いずれも各地で対バンとワンマンを行う2daysずつの公演でしたが、テンション感も変わるものですか?
yukihiro:あまり変わらなかったかな。
──3月の<CROSS COUNTER -01->には名古屋公演にROTTENGRAFFTY、大阪公演にSPARK!!SOUND!!SHOW!!、東京公演にThe BONEZが参加しました。初めましてのバンドもありましたか?
yukihiro:The BONEZは初めてでしたけど、JesseくんとはRIZEとACID ANDROIDで一緒にやったことがあります。
──9月の<CROSS COUNTER -02->は凛として時雨、SiM、Sable Hillsとの対バンでした。この公演では3曲の新曲披露もありましたし、Petit Brabanconも今後の展開が楽しみです。
yukihiro:はい。






