映画『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』、ED曲にジョシュ・グローバン

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またひとつ、音楽を題材にした素敵な映画が公開となる。『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』だ。若い頃音楽を学び、挫折した経験を持つダスティン・ホフマンの自伝的作品でもあるという。

◆『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』画像

この映画は、声変わりするまでという短い時間、天から与えられた声を持つ少年合唱団で、ひとりぼっちの少年が厳しい指導者との出会いによって成長し、運命を切り開いていく姿を描いたものだ。


13歳頃までの少年の歌声は、心を解き放ち大空に舞い上がるような高音域の妙がある。だが、その歌声はずぐに消え去ってしまう。ベテラン教師で今なお衰え知らずの頑固な合唱団団長カーヴェルを演じるのがダスティン・ホフマン、そして天才少年シンガー、ステットを演じるのは、ギャレット・ウェアリングという新人若手俳優だ。

壮大な物語を締めくくるエンディングテーマ「The Mystery of Your Gift」は、ジョシュ・グローバン&ブライアン・バーンが共作を果たし、ジョシュ・グローバンによる歌声でストーリーをエンディングに導いている。そしてそんなエンドタイトルを除くと、映画に登場する音楽はすべて合唱曲となっている。本作の監督は、音楽的な物語を情感豊かな人生物語として描く手腕に定評があり、オペラの演出家でもあるフランソワ・ジラールだ。

ジラールは生の人間の声は常にどこか並外れたものがあると言う。

「人々はヨーヨー・マやジョシュア・ベルのような器楽家を愛してやまない。それは彼らの演奏に人間の声が聞こえるからだ。僕がオペラを演出して、最も楽しいリハーサルは、コーラスが出てきて、ハーモニーを奏で始めた時だ。涙がでるほど感動する。そこにはものすごい感情のパワーがあるんだ」──フランソワ・ジラール


▲フランソワ・ジラール

合唱への並ならぬこだわりと共に、美しき音楽の輝きを描く『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は、9月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国ロードショーとなる。

『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』

乱暴な問題児だが歌うことだけは上手な12歳の少年ステット。突然母を亡くし、初めて会った父親に面倒をみることを拒否された彼は、著名だが厳格なカーヴィルが指導する少年聖歌隊の有名校に入学させられる。厳しい学校の規律、クラスメイトからのいじめ、初めて触れる音楽の難しさに、たびたび逃げ出そうとするステットだったが、徐々に歌うことの楽しさに目覚めていく。才能がありながらも逃げてばかりのステットを認めなかったカーヴィルは、病気で倒れた生徒の代わりにステットをリードボーカルに指名するが…。
出演:ダスティン・ホフマン、ギャレット・ウエアリング、キャシー・ベイツ、デブラ・ウィンガー、ジョシュ・ルーカス、エディ・イザード、ケビン・マクヘイル 他
監督:フランソワ・ジラール
脚本:ベン・リプリー
原題:BOYCHOIR
提供:アスミック・エース/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
配給:アスミック・エース
9月11日(金)、TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
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(C)Myles Aronowitz 2014
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