ニュース・最新情報
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マッシヴ・アタック、来日公演決定
マッシヴ・アタックの来日公演が、10月に東京と大阪で開催されることが決定した。
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マッシヴ・アタック、パレスチナ難民キャンプを訪問
マッシヴ・アタックが月曜日(7月28日)、レバノンにあるBourj el-Barajneh難民キャンプを訪れ、パレスチナの若者達と会う機会を持った。
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マッシヴ・アタック、エルボーらミュージカル『キング・コング』の音楽を制作
5月にオーストラリアで上演されるミュージカル『King Kong』で、マッシヴ・アタックの3D(ロバート・デル・ナジャ)、エルボーのガイ・ガーヴェイ、The Avalanches、サラ・マクラクラン、フランスのエレクトロニック・デュオ、ジャスティスの音楽がフィーチャーされる。
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マッシヴ・アタック、名盤『ブルー・ラインズ』が新たなリミックス&リマスターで登場
マッシヴ・アタックの名作『ブルー・ラインズ』の2012年エディション『ブルー・ラインズ(2012リミックス&リマスター・エディション)』が11月19日(日本は11月21日)に発売となる。
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マルティナ・トップレイ・バード、都内夜中をウクレレひとつで歩きながらパフォーマンス
Hennessyがアーティストをサポートすべく立ち上げたミュージック・プロジェクト「ヘネシー・アーティストリー」にて、マルティナ・トップレイ・バードのストリート・セッションが公開となった。
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ブリストル、英国1のミュージック・シティに
英国で1番の“ミュージック・シティ”は、ブリストルだという。
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マッシヴ・アタック、次の「フィルム」はデーモン・アルバーン参加楽曲
2010年7月30日~8月1日開催となる<FUJI ROCK FESTIVAL'10>への出演が発表されたマッシヴ・アタック。
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増田勇一の『今月のヘヴィロテ(2月篇)』
ふと気がつけば3月も第1週が終了。
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英シングル・チャート、ハイチ救援シングルがトップに
今週の英シングル・チャートは、レオナ・ルイス、カイリー・ミノーグ、テイク・ザットら豪華なアーティストが参加したハイチ救援チャリティ・シングル「Everybody Hurts」(R.E.M.のカヴァー)が初登場でトップに輝いた。
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マッシヴ・アタック、新作のアート・ワークが地下鉄で張り出し禁止に
ロンドンの地下鉄を運営するTfl(Transport For London)が、マッシヴ・アタックの最新作『ヘリゴランド』のアルバム・カヴァーにいちゃもんを付けた。
プロフィール・バイオグラフィ・リンク
Wild Bunchとは、Neneh CherryやプロデューサーのNellie Hooperなども所属した集団で、その中から'87年にMassive Attackが誕生。メンバーの中には後にスターとなるTrickyも含まれていた。彼らはシンセサイザーや朗々たるサンプリングを駆使し、うまい選択のカヴァーソングで、ブリストル独自のサウンドを創り上げた。Cup Of Teaレーベル時代のPortishead(当時はドラムも在籍しており、ベースはRoni Sizeだった)が、やや異なるアプローチでブリストルを世界的に有名にしたのはその後のことである。
アルバム『Blue Lines』は、フュージョンドラマーBilly Cobhamの『Spectrum』から取ったリズムサンプリングでスタートする。滑らかで切れ目のないサウンドの上にTrickyの暗いラップが乗る。そしてShara Nelsonの美しい声と、レゲエヴォーカリストHorace Andyの優しい歌がそこに重なっていく。“Unfinished Sympathy”はまさに傑作だ。
一方、“diggin' the scene with a gangster lean”という歌詞で有名なWilliam DeVaughnの'70年代のヒット曲、“Be Thakful For Wat You Got”のカヴァーは、ある程度は原曲に忠実ではあるものの、サウンドの幅が少し広がったものとなっている。また、James Brownのタイトル曲は、映画『Taxi Driver』のように暗くなぞめいた雰囲気を持つ。実際、バンドはライナーノーツの中でインスピレーションの源としてこの映画の名前を挙げている。
NelsonとTrickyとAndyがバンドを脱退すると、Massive AttackはEverything But The Girlのヴォーカリスト、Tracy Thornに参加を要請。アルバム『Protection』を制作する。Tracyのクールな声は彼らのしなやかな魂に新たな方向性を示した。“Karmacoma”にはTrickyも参加し、後にこの曲は彼のデビュー作『Maxinquaye』に“Overcome”という曲名で収録されている。
『Protection』のサウンドはさらに冴え冴えとして、世の中のすべてが閉ざされた中、深夜の街角をドライヴするにはもってこいのサウンドトラックだ。Mad Professor(Neil Fraser)は『Protection』をリミックスして乱暴なダブヴァージョンを作り、『No Protection』と名付けている。音の世界で彼がいろいろと遊んでいるのはそれはそれで面白いのだが、結局、彼はMassive Attackの洗練された曲を、形の残らないところまで分解してしまうことになった。Massive Attack自身は'97年の夏にシングルを発表しており、フルアルバムのリリースもそう遠くないことと思われる。