ニルヴァーナのカート・コバーン、ホール加入を希望していた?

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ロック史上に名を刻むの伝説バンド、ニルヴァーナのカート・コバーンが死亡してから今年で10年目を迎える。AP通信などによると、雑誌『Undercut』が先週、生前の彼の声を収録した秘蔵インタヴューを公開したという。このインタヴューは彼が自殺する数ヶ月前の'93年8月にフランスのテレビが取材したもの。コバーンはニルヴァーナを脱退し、妻のコートニー・ラブが率いるバンド、ホールに加入したいと語った。

「いいんじゃない。実を言うと、バンドを辞めてホールに加入したいんだ」。彼はその理由をホールのメンバーはほかのミュージシャンよりもレベルが高いからだと言う。

また、音楽の基盤をグランジからアコースティックへ移行したいとも語っている。

「アコースティックを始めるのもいいかな。グランジ・ロッカーというより、シンガー・ソングライターという感じで。……ジョニー・キャッシュみたいに、座ってアコースティックを弾くのも悪くない」

カート・コバーンは'94年4月にシアトルの自宅ガレージで自殺。27歳だった。彼は当時、ドラッグとアルコール中毒を患っており、自ら銃の引き金を弾いたと伝えられている。

ニルヴァーナは'91年、アルバム『Nevermind』でデビュー。絶大な支持を誇る名曲「Smells Like Teen Spirit」などを生み出した。一昨年には未発表曲を含むベスト盤がリリースされている。

T.Kimura
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