カート・コバーンの人生がコミックに

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dotmusic.comによると、ニルヴァーナのフロントマン故カート・コバーンの人生を基にした“グラフィック小説”が出版されたという。『Godspeed:The Kurt Cobain Graphic』とタイトルが付けられたこの本は、フィクションにノンフィクションを織り交ぜたもので、全体にカラー・グラフィックがほどこされている。

表紙は、暗闇で背中に天使の羽をつけたコバーンが涙を流しているというダークなもの。内容は、コバーンの子供時代から始まり、ニルヴァーナでの成功やコートニー・ラブとの結婚生活を経て'94年に自殺するまでを描いている。

筆者のバーナビー・レッグは、「いまだに何百万人ものファンを魅了するカートの音楽や存在に対する尊敬とニルヴァーナというブランドにつきものの悪評とのバランスがうまくとれたんじゃないかと思う」と話している。

コバーンが自殺を図ってから来年で10年の時が過ぎようとしているが、ニルヴァーナの音楽は現在でも多くの若者の心を掴み続けている。“過去25年の名曲”と銘打って今年の6月にVH1が行なったファン投票では、彼らの「Smells Like Teen Spirit」が堂々の1位に選ばれた。

Ako Suzuki, London
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