スティング、「自分を音楽に向かわせたのは母親の浮気が原因」

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Stingの自伝『Broken Music』が11月3日、英国で出版される。Stingはこの本の中で、初恋や失恋、朝早くから父親と牛乳を配達していた日々など少年時代の思い出を率直に記している。

Stingはこの中で、自分を音楽に向かわせたのは母親の浮気が原因だったと告白した。ティーンエイジャーだったStingは、母親が父親の雇う従業員の1人と浮気している現場を目撃、大きなショックを受けたという。そして、それから逃避するために、ますます音楽にのめり込むようになったと明かした。

300ページにも及ぶ『Broken Music』には、この他、少年時代のStingが経験した愉快な、そして悲しい出来事がたくさん詰まっている。英国北部の工業都市での生活や学生時代のつらい思い出、両親との関係など、Stingのファンでなくても興味深い内容だ。

一方、現在、香港でニュー・アルバム『Sacred Love』をプロモーション中のStingは、先日のRod Stewartからの攻撃を余裕たっぷりにかわしている。Stewartは先週、『Radio Times』誌のインタビューで、自身がグラミーを受賞できないのは「驚き」だが、「彼らは、Sting以外の英国人には賞を与えないつもりなんだろう。彼のケツの穴からは光が差している。インディアンに親切なミスター・シリアス」と話していた。

ロイター通信によるとStingはこれに対し、「彼は(グラミーを受賞するに)値する。ほんとにそう思うね。彼には僕のを1つ送ってやろうかと思ってる」と寛大な、しかし皮肉たっぷりの返答をしたという。

Stingはこれまでに、Policeとソロで合計14のグラミーを手にしている。

Ako Suzuki, London
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