NY在住のデヴィッド・ボウイ、「新作には同時多発テロが影響している」

ポスト
David Bowieのニュー・アルバム『Reality』では、ニューヨークが大きな役割を果たしている。NYに住み、そこで曲を書きアルバムをレコーディングしたBowieは、同時多発テロ事件は'02年に制作したアルバム『Heathen』より今回のアルバムに大きな影響を及ぼしているとLAUNCHに話してくれた。

「うん、それを避けるのは難しいと思う」とBowieは言う。「これは“ニューヨーク”をテーマにしたアルバムじゃないけど、ここ数年起きた出来事には確かに影響を受けている。9・11の事件は、NYの歴史に辛く暗い影を落とした。あの後、同じものなんて何一つない。全く同じというわけじゃない。何もかも変わってしまったんだ。誰かが家に入って、勝手に家具の配置を変えてしまったようなものだよ」

『Reality』には、Bowieの70年代のグループSpiders From MarsのキーボードリストMike GarsonやベーシストのGail Ann Dorseyなど彼のツアー・バンドのメンバーが参加している。

また、故George HarrisonがRonnie Spectorのために書いた「Try Some, Buy Some」(同曲はその後、Harrisonの'73年のアルバム『Living In The Material World』に収録)やJonathan Richmanの「Pablo Picasso」といった2曲のカバー・ソングが収録されている。

Bowieは、10月7日にデンマークのコペンハーゲンから世界ツアーをスタートする。北米での公演は、12月6日、ニュージャージー州のアトランティック・シティから始まる。

(C)LAUNCH.com
この記事をポスト

この記事の関連情報