レディオヘッド、コールドプレイらがマーキュリー・ミュージック・アワーズの候補に

７月22日、英国でもっとも名誉あるミュージック・アワードといわれているマーキュリー・ミュージック賞の今年の候補が発表され、ColdplayやRadioheadをはじめとする12のミュージシャンの名前が上がった。

今年12年目を迎える同賞は、ポップ、ロック、ダンス、フォーク、ジャズなどジャンルを問わず、英国で最も優れたアルバムを作ったアーティストに贈られる。最優秀賞を選出する独自の審査委員会は、レコードの売り上げや一般的な人気をあまり考慮しないようだ。同賞の公式サイトによると、審査員が検討するのはアルバムの音楽だけだという。去年は、The Coral、Doves、The Streets、David Bowieら人気アーティストを押しのけて、Ms. Dynamiteが選ばれた。

ColdplayとRadioheadは、両バンドとも過去にノミネートされたことがあるが受賞を逃している。Coldplayは、2000年にデビュー・アルバム『Parachutes』でノミネートされたが、Badly Drawn Boyに敗れた。Radioheadは、'97年（『OK Computer』）と'01年（『Amnesiac』）にノミネートされているものの、どちらも受賞しなかった。

ちなみにギターバンドは、'98年のGomez以来、受賞していない。

今年、ノミネートされたアーチストは以下の通り。

Radiohead　　『Hail To The Thief』
Dizzee Rascal　『Boy In Da Corner』
The Thrills　『So Much For The City』
Soweto Kinch 　『Conversations With The Unseen』
Floetry　　『Floetic』
The Darkness 　『Permission To Land』
Coldplay 　　『A Rush Of Blood To The Head』
Martina Topley-Bird　『Quixotic』
Eliza Carthy 　『Anglicana』
Athlete　　『Vehicles And Animals』
Terri Walker 　『Untitled』
Lemon Jelly　『Lost Horizons』

最優秀賞は、９月９日に発表される。

Ako Suzuki, London