マニックス、発見された白骨はリッチーとは別人と警察が発表

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英警察は、先週、ブリストル北部で発見された白骨死体は、失踪中のManic Street PreachersのギタリストRichey Edwardsと無関係であると発表した。BBCニュースによると、警察が7月1日にブリストル近くの川辺で発見された白骨を鑑定したところ、歯型や頭蓋骨の形からEdwardsとは別人のものであることが判明したという。

Edwardsは、'95年2月にロンドンのホテルから失踪。2週間後、彼の車だけがイングランドとウェールズの境にあるオールドセヴァーン橋付近で発見された。これまでにEdwardsを目撃したという情報が英国内だけでなく海外からも寄せられているものの、信憑性に欠けるものばかり。引き続き捜査を続けている警察は、Edwardsの車が乗り捨てられていた周辺で遺体が発見される度に鑑定を行なっている。昨年3月に同川辺で白骨が発見された時もEdwardsの名前が挙がったが、別人であると判定された。

Edwardsの両親は、息子が無事に戻ってくるとの希望を捨てていない。'96年にリリースされたManic Street Preachersのアルバム『Everything Must Go』は、Edwards失踪後にレコーディングされたものだが、収録された曲のほとんどは彼とベーシストのNicky Wireが書いている。このため、Edwardsには300万ポンド近くの印税が入る。失踪後7年以上が経過しているため、Edwardsの両親がこれを受け取る資格もあるが、2人にその意思はない。バンド・メンバーは、Edwardsが戻ってきた時のためにと、彼の信託基金を作り印税を払い続けている。

Manic Street Preachersは、7月14日に2枚組のコンピレーション・アルバム『Lipstick Traces(A Secret History Of Manic Street Preachers)』を発売する。未リリースやB面の曲、カヴァー・ソングを集めたこのアルバムには、Edwardsが失踪する前にレコーディングされた最後のトラック「Judge Y'rself」も収録されている。

Ako Suzuki, London
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