【Field Day Festivalレポート2】べックは怪我、ビースティが盛り上げ、レディへが謝罪

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「良い知らせと悪い知らせがあります。Beckが準備中にケガをして、今夜出演できなくなりました……。良い知らせは、Beastie Boysがもうすぐ登場します」

フェスティヴァルのスポークスパーソンによれば、Beckは足を滑らせて“物または人”に当たって肋骨を負傷したという。Beckは病院に運ばれたが、夜中までには戻ってきてRadioheadといっしょに1、2曲パフォーマンスすると伝えられた。しかし、このコラボレートは実現しなかった。出演者の中には、Beckは姿さえ見せないのではと疑うものもいた。

不遇に満ちたフェスティヴァルを救ったのはBeastie BoysとRadioheadのステージだった。Beastiesは余裕のあるタイトなセットを展開、Beckがいない分、予定より長くパフォーマンスした。彼らはセット中、所々でファンとコミュニケーションをとって戯れた。

「俺たちは燃料満タンのマシーン。プレイが見たいか? それともゴキゲンな会話をしたいか?」。Beastie Boysはまた、次の選挙ではブッシュに投票しないように訴えた。

最後にRadioheadが2万2000人の観衆を前に長時間にわたるセットを披露。フロントマンのThom Yorkeは、最後まで残ってくれたファンに感謝し、こう語った。
「みんなが来てくれてうれしい。こんな形になってしまったことを、主催者に代わって謝りたい。俺たちはこれから明日のために戦っていきたい」

フェスティヴァルの出演者はほかにSpiritualized、Elliott Smith、Liz Phair、Beth Orton、Blurら。Blurのヴォーカル、Damon Albarnはステージが始まると雨具を脱ぎ捨て、着ていたブルーのスーツがびしょ濡れになった。

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