オーディオスレイヴのトム・モレロ、ギタープレイをジャム・マスター・ジェイに学んだと語る

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Run-D.M.C.のDJ、Jam Master Jayを偲ぶ葬式が11月5日(火)午前10時からクイーンズにあるAllen A.M.E. Cathedralで行なわれる。Jam Master Jayは10月30日(水)夜、彼のレコーディング・スタジオで殺害された。

Jayの影響はラップ界やDJらの間に留まらず、広く行きわたっている。元Rage Against The Machineのメンバーで、現在AudioslaveのギタリストTom Morelloは、Jam Master Jayが彼のギタープレイに革命を起こさせたとLAUNCHに話している。Morelloはまた、ターンテーブルの代わりにギターだけを使ってRage Against The Machineにヒップホップのフレイヴァーを加えたとも言う。

「彼のようなミュージシャンでターンテーブリストは、俺みたいなギタープレイヤーに驚異的なインスピレーションを与えてくれたんだ。トラディショナルなギタープレイに背を向け、ギターに革命を起こそうとDJに目を向け始めたとき、俺はJam Master Jayから最も大きな影響を受けた。ターンテーブルで彼に匹敵する人はいない」

MorelloはRun-D.M.C.のアルバム『Down With The King』('93年)のトラックをいくつかプレイしている。落ち着いたクールなギタリストである彼は、そのときのセッションについて次のようにLAUNCHに話している。「とても寒い日だったから、トイレに行って、お湯で両手を温めたんだ。ちゃんと指が動くようにね。それで洗面台をつかんで鏡を見ながら自分自身にこう言い聞かせた。“俺は……俺はここを出たら、そしたら……Jam Master Jayの前でロックするんだ!”って。で、ウォーミングアップしてると彼らがコントロール・ルームに座っていて、冷やかしの口笛やブーブー言う声、スクラッチ音とか、いろんなのが聞こえてきた。俺は初登校の日に先生の前で印象づけようと頑張っている生徒みたいだったよ」

Morelloの現在のプロジェクトAudioslaveのセルフタイトル・デビューアルバムは11月19日に発売予定。

Darren Davis, New York (C)LAUNCH.com
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