コートニー・ラヴ、ユニヴァーサルと和解。ニルヴァーナのアルバムも近々発表に
Courtney LoveとUniversal Music Group(UMG)とのおびただしい数の争いが和解に達した。これによって長い間延期されていたNirvanaのコンピレーション・アルバムのリリースへの道が開けた。アルバムは未発表の話題曲「You Know You're Right」を収録し、クリスマス前には店頭に並びそうだ。また、他のNirvanaのアルバムについてもリリース準備が進められている。
UMGは9月30日(月)、「Ms. Loveのレコーディング物に関連する一切の権利を放棄する」との声明を発表した。「和解の一部として、UMGはLoveおよび(Kurt)Cobainの財産を管理する他のメンバーから、Nirvanaの新パッケージのリリースを許可された。その中には未発表トラックを収録したコンピレーション・アルバム、ボックスセット、レア・アルバムが含まれている」
UMGによれば、残されたNirvanaのメンバーDave GrohlとKrist Novoselicもまた、同プロジェクトを許可したという。2人はNirvanaの楽曲管理をめぐってLoveと公に争っていた。彼らが特にこだわっていたのは、Cobainが自殺する前の'94年にバンドがレコーディングした最後の曲のうちのひとつ、「You Know You're Right」の管理権だ。
この曲は先週、ロサンゼルスのラジオ局KROQでリークされ、またウェブ上でも漏洩したことから、Los Angeles Times紙によれば、UMGにより曲の差し止め命令が出されたという。しかし、それでもなお、同曲のエアプレイは続いている。Interscope Recordsのスポークス・パーソンによれば、同社は将来的にNirvanaの作品を発表していく予定だが、この曲が通常のシングルとしてどのような状態になるかはまだ分からないという。
今回の和解で、LoveとコングロマリットのUMG、および彼女の関連レーベルとの関係をめぐるいくつかの問題について、数年にわたる争いに幕が降りた。その中には少なくともレーベル、アーティスト間の契約関係の見直しを図る動き、“7年条項”の課題も含まれている。
Loveは声明の中で「再び音楽をリリースできるので興奮している。ロックがとても面白くなり始めた」と語っている。
UMG社長兼最高執行責任者のZach Horowitzは「友好的に解決できてうれしい。今後のCourtneyの活躍を祈っている」と述べている。
しかし、Loveは音楽ビジネスに関与し、業界の問題への取り組みを続けていくという。「今後もサクラメントとワシントンでアーティストについての私の主張を続けていくつもり。音楽ビジネスで直面している問題に解決を見いだすために、他のレコーディング・アーティストたちにも参加してもらいたい。私たちはみんなで協力し、ロビー活動と集団交渉を通して私たちのキャリアに不足している機会を創り出していかなかればならない」
この決着ではまた、Loveに彼女のかつてのバンド、Holeによる未発表作品の所有権と、すでにリリースされている楽曲を再レコーディングする権利が与えられた。それでも、LoveとUMGとの関係は完全に切れたわけではない。Loveはオプションとして以前からUMGと共に手がけているHoleのビデオ・プロジェクトを発表する計画があり、一方のレーベルはLoveの今後のレコーディング作品から印税を受け取る予定だ。
Neal Weiss, Los Angeles (C)LAUNCH.com
UMGは9月30日(月)、「Ms. Loveのレコーディング物に関連する一切の権利を放棄する」との声明を発表した。「和解の一部として、UMGはLoveおよび(Kurt)Cobainの財産を管理する他のメンバーから、Nirvanaの新パッケージのリリースを許可された。その中には未発表トラックを収録したコンピレーション・アルバム、ボックスセット、レア・アルバムが含まれている」
UMGによれば、残されたNirvanaのメンバーDave GrohlとKrist Novoselicもまた、同プロジェクトを許可したという。2人はNirvanaの楽曲管理をめぐってLoveと公に争っていた。彼らが特にこだわっていたのは、Cobainが自殺する前の'94年にバンドがレコーディングした最後の曲のうちのひとつ、「You Know You're Right」の管理権だ。
この曲は先週、ロサンゼルスのラジオ局KROQでリークされ、またウェブ上でも漏洩したことから、Los Angeles Times紙によれば、UMGにより曲の差し止め命令が出されたという。しかし、それでもなお、同曲のエアプレイは続いている。Interscope Recordsのスポークス・パーソンによれば、同社は将来的にNirvanaの作品を発表していく予定だが、この曲が通常のシングルとしてどのような状態になるかはまだ分からないという。
今回の和解で、LoveとコングロマリットのUMG、および彼女の関連レーベルとの関係をめぐるいくつかの問題について、数年にわたる争いに幕が降りた。その中には少なくともレーベル、アーティスト間の契約関係の見直しを図る動き、“7年条項”の課題も含まれている。
Loveは声明の中で「再び音楽をリリースできるので興奮している。ロックがとても面白くなり始めた」と語っている。
UMG社長兼最高執行責任者のZach Horowitzは「友好的に解決できてうれしい。今後のCourtneyの活躍を祈っている」と述べている。
しかし、Loveは音楽ビジネスに関与し、業界の問題への取り組みを続けていくという。「今後もサクラメントとワシントンでアーティストについての私の主張を続けていくつもり。音楽ビジネスで直面している問題に解決を見いだすために、他のレコーディング・アーティストたちにも参加してもらいたい。私たちはみんなで協力し、ロビー活動と集団交渉を通して私たちのキャリアに不足している機会を創り出していかなかればならない」
この決着ではまた、Loveに彼女のかつてのバンド、Holeによる未発表作品の所有権と、すでにリリースされている楽曲を再レコーディングする権利が与えられた。それでも、LoveとUMGとの関係は完全に切れたわけではない。Loveはオプションとして以前からUMGと共に手がけているHoleのビデオ・プロジェクトを発表する計画があり、一方のレーベルはLoveの今後のレコーディング作品から印税を受け取る予定だ。
Neal Weiss, Los Angeles (C)LAUNCH.com