ジェームス・ブラウンがセクハラ裁判で証言

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James Brownが2月5日(火)、ロサンゼルス上級司法裁判所で宣誓証言を行ない、セクハラで彼を訴えている元従業員について「触ったことは一度もない」と主張した。Lisa Agbalaya-Ross(36歳)はセクハラ疑惑と不正解雇の損害賠償金として100万ドルを要求している。

Agbalayaは米西海岸にあるNew James Brown Enterprisesのオフィスに数年間、勤務していた。彼女は、そこで働いている間にBrown(68歳)が「執拗に差別と嫌がらせ」を繰り返すようになり、そのことに対して不平を言うと、解雇されたと主張している。

Brownは陪審員に次のように語っている。
「Agbalaya-Rossに触れたことは一度もありません。彼女はそれが分かっています。誰かを触ったことなどありませんし、既婚女性に触れたことは一度もありません。私は教会に通っている人間です。そんなことをするはずがないのです」

Brownの弁護士Debra Opriは、Agbalayaが解雇されたのはビジネス上の理由からカリフォルニアのオフィスが閉鎖されたためで、彼女は「不機嫌な従業員」になっているだけと語っている。Brownに対するこの裁判で、Opriは「これは性の問題でなく、金銭の問題だ」と言う。Agbalayaは2000年5月、“Godfather of Soul”のBrownを相手取って、訴訟を起こした。彼女はその数カ月前に職を失っている(オフィスが閉鎖されたのは2000年2月)。

Brownはまた、Agbalayaが'99年に南カリフォルニアにある彼の自宅を訪問したとき、彼女にセックスを迫ったという嫌疑を否定した。AgbalayaはBrownの自宅で、腰をつかまれ、不適切な言葉を吐かれたと主張。また、その後Brownは電話で彼女に「女が出世するには上司と寝るしかない」と言ったと証言している。

Brownは“I Got You (I Feel Good)”“Papa's Got A Brand New Bag”“Get Up (I Feel Like Being Like A) Sex Machine”などのヒットで有名。AgbalayaはBrownの著名人としての地位をねらい、「手っ取り早く金をつかもうとしているだけだ」と語っている。

Sue Falco
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