ヴァニラ・アイス、マドンナとスージ・ナイトについて語る

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Vanilla Iceのキャリアは、波乱含みではあったが成功を収めてきている。先日米国発売された新アルバム『Bi-Polar』はIce自身がプロデュースを担当し、Chuck D、La Tha Darkmanらがゲスト参加している。

'90年代初期にIceの人気がピークを迎えていた頃、彼はポップ界のイコン、Madonnaと付き合っていた。最近、MadonnaとIceのセックス・ビデオが存在するという当時の噂が再浮上している。LAUNCHはこのビデオの存在についてIceに尋ねてみた。

「彼女と俺のセックス・シーン? まあ、存在する可能性としては、確かにあるだろうね」
「答えるのは難しいよ。俺には友達とかいるからさ。わかるだろ? 彼女とは8カ月くらい付き合ってた。その頃は、友だち連中に“おまえ、すげえじゃん。Madonnaをいただいちゃったのかよ。Madonnaと付き合ってるんだろ。どんな感じだよ?”とか言われて、俺は“おう、かなりクールだろ”とか言ってた。俺にとっては予想もしてなかった波が襲ってきたような感じだったんだ。彼女が1度、俺のコンサートにやって来て、あからさまにアプローチしてきたんだよ。俺はもう“うわっ、Madonnaだ”って感じだった。俺が今まで付き合ってた娘たちより、ずっと年上だったんだ」

Vanilla Iceは、2人の破局の根底には、物議をかもしたMadonnaの本『Sex』の出版があると話す。

「すべてはうまくいってたんだ。彼女が『Sex』を出すまではね。基本的に俺はポルノまがい企画の一部にはなりたくなかったんだ。ところが、ああいう写真やら何やらを撮られて、『Sex』に俺が載ってるんだ。あれは全部作り物で、本当の彼女じゃないってことを知ってる。あの本を見て“なんてことだ、これは彼女じゃない。彼女はこんなにポルノチックじゃない。なんで、こんなふうに自分を見せるんだろう? 彼女の子供たちがこれを見ないことを祈るよ”と思うね。あれはそういう時期だったし、たぶん俺もその一部だったんだろう。ただ、あのポルノ企画の一部にはなりたくなかったんだ」

Vanilla IceはDeath Row RecordsのCEO、Suge Knightについても話を聞かせてくれた。KnightはIceのヒット曲“Ice, Ice Baby”の音楽出版権を力ずくで奪ったとされている。

「別にSugeに憎しみだとかそういうのは抱いてないよ。あのことは肯定的に考えるようにしてる。というのも事実としては、まあ、話したと思うけど、俺は'94年に銀行に2000万ドルの金が入っていながら自殺しようとしたんだ。そんなことがあったり、他にもいろいろなことを乗り越えてきたのに、いまさらSugeが取ったものについて苦々しく思うわけもないだろ。肯定的に受け取ってるよ。なぜなら、Death Rowに使われたあの金は、2Pacのアルバム、『The Chronic』を作る資金にもなったんだ。ヒップホップ史上、最高のレコードの1枚さ。Snoop Doggのアルバムもだ。それが全部、Vanilla Iceの金が初めの資金となってできたんだ」

Yves Salomon, New York LAUNCH.com
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