セヴンダスト、米同時多発テロ事件のグラウンド・ゼロを訪れる

Sevendustのメンバーに9月11日のテロ攻撃の現実感が押し寄せた。新アルバム『Animosity』のプロモーションでニューヨークに訪れていたメンバーは、グラウンド・ゼロ（爆心地）に足を運んだ。かつて世界貿易センターがそびえ立っていた場所だ。ドラマーのMorgan RoseはLAUNCHにこう語り始めた。

「（破壊跡は）本物に見えなかった。誰でも入れるところまで行ったんだ。1ブロックか2ブロック離れたあたりの」
「煙が見えるだけで、後はひどくダメージを受けたビルが周りに建っているのが見えた。その後で、あるビルの屋上に上がって見下ろすと、まるで戦場のように破壊されていた。顔を上げてみると、横にビルが見える。たぶん60階建てぐらいだろう。そこで急に実感が襲ってきたんだ。ビルから飛び降りた人たちがいた。それも……、ビルが崩れる前に80階から飛び降りた人たちがいて、それはこの見えているビルより20階も上だったんだ、って」

ギタリストのClint Loweryが話を続ける。

「俺たちは自分たちの目で見たかったんだ。ニューヨークの人たちがどんな気持ちで過ごしているのかを感じ、彼らに敬意を表するために。ニューヨークの人たちは、これに耐えているだけでも素晴らしいと思う」

Roseは事件現場について「衝撃的だった。二度と行きたくない」と言う。

音楽業界誌Radio & Recordsによれば、新アルバムからの1stシングル“Praise”は、先週、最も多くのロック系ラジオ局のリストに追加された曲となっている。新アルバム『Animosity』は11月13日（火）米国発売。

Darren Davis, New York LAUNCH.com