SHELTER 10年間の軌跡をギュウッと凝縮→発射するスペシャル月間【2001.10.1版】

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10年間をギュウッと凝縮→発射!

SHELTER 10年間の軌跡をギュウッと凝縮→発射するスペシャル月間。
そのめくるめくアニヴァーサリー・アクトの数々をとくとご覧下さいっ!!

祝・SHELTER 開店10周年記念月間 、いよいよ開幕!



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10月1日、本日がちょうど、開店10年目。ここSHELTERは、当時肥大する日本のストリ-ト・ミュ-ジックシ-ンに対応すべく、新宿LOFTの姉妹店としてオ-プンしたライヴハウスだ。当時そのオ-プニングを務めたバンド、KEAD DENNEDYSがこの日の為に久しぶりに再集結した訳だ。


▲PEALOUT
まず、先頭を切ってはPEALOUTの登場。メインマン/近藤はピアノに向かう。もともとブリティッシュ・ギタ-・ロックバンド、しかし今日はホンキ-トンクなR&Rピアノをフィ-チャ-、ギタ-レス・トリオとして演奏。日本語詞の曲も数曲披露。後半は立て続けにアグレッシヴなナンバ-を演奏。こちらはTHE CRASHの「I FORT THE LAW」まで飛び出す。大きくリズムを取りながらノリを見せるベ-シストと、ダイナミズムを生み出すドラマ-。2人はストイックな姿勢のバンドの中にもイベントを楽しんでいるように見える。


▲TROPICAL GORILLA
30分のステ-ジはあっという間に終わり、二番手、TROPICAL GORILLAである。FATベ-シストのおめでとうのあいさつからスタ-ト。初期パンクを思わせるファストナンバ-を中心に、SKAパンクやメロコアなどを聴かせてくれる。「MOSHに憧れてます!」というMCに応えるオ-ディエンス、でも何かちょっと違ったな(笑)。ト-タルで勢いに満ちた、気合い溢れる4人組。ガッツなパンクバンドといったところである。


▲KEAD DENNEDYS
そしていよいよ姿を現わす4人。まずは軽く紹介から。

フロントマン/DJ ISHIKAWAは、西新宿の輸入インディ・レコ-ドショップ“TIGER HOLE”の店長としても有名、バンドマンやKIDSの信頼も厚い人物だ。さて、KEAD DENNEDYSという名前は、DEAD KENNEDYSのコピ-バンドであることが由来している。当時のラインナップはヴォ-カルのISHIKAWAを中心に、THE POGOのリズム隊、JUNE、KEN等が参加。本家のDEAD KENNEDYSは、'80年代に活躍したアメリカン・パンクバンド。ポリティカルな思想の元、扇情的な楽曲と演奏で世界中に指示された。

本日のメンバ-は、ISHIKAWA、ドラムはJUNE。ギタ-に現LAUGHIN'NOSEとDESSERTのKASUGA、ベ-スはNUMBER GIRLの中尾健太郎である。ISHIKAWAはユ-モラスな動きの元、英語でのMCが冴え渡り、白手袋をした右手を客席に伸ばしてアピ-ルする。も~なりきってるなあ~。

客席には何人もバンドマン達の姿が見える。皆楽しそうに彼の一挙手一投足を眺めている。サウンドはもちろんパンキッシュ! ただしパンクというにはソロやリフがしっかりとした構成の曲が多く、ロックを感じさせてくれる。後半、ハ-ドコアナンバ-からリフが印象的な曲へ。

もちろんアンコ-ルにも応える。客電がついてる中での演奏だ。
終了後、もう一つのSHELTERの顔、パブタイムでの打ち上げ風景。店からの振る舞い酒もあり、ライヴ本番と並ぶほどの盛り上がりを見せる。

下北沢を愛すミュ-ジシャン、ロックファンに愛される店、それがここSHELTER。10周年記念イベントはまだスタ-トしたばかりである。
文●中島儀幸
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