マリリン・マンソン、宗教団体からコロラド公演の中止を要求される

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Marilyn Mansonがコロラドの宗教団体の要求に反応した。この団体は、Mansonはコンサートの調子を「バランスよく」するために演奏中に「健全な聖書の朗読」を行なっていると主張、近々行われるDenverでのコンサートを中止するように要求している。

Mansonは彼のオフィシャルサイト(marilynmanson.com)に次のように書いている。
「こうすると、ファンはいわゆる“暴力的な”視点からの話だけでなく、“キリスト教の”美徳も聞くことができるだろう。病気や殺人、姦淫、自殺、生け贄にされた子供といった、すばらしい話だよ」「それが僕にとっては“エンターテイメント”みたいなもんなんだ」

ショックロッカーのMansonは、その歌の中で暴力と憎悪、ドラッグの使用を助長しており、教会関連のCitizens For Peace And Respect(平和と敬意の市民団体)から6月21日のOzzfestツアーにおけるデンバー公演を中止するように要求された。この組織にはコロンバイン高校の銃撃事件に直接関連したティーンエージャーと家族が含まれている。

Mansonはこう言う。
「いろいろあったけど、宗教団体が未だにエンターテイメントを攻撃し、あのような悲劇を口実に使って同情を誘い、自分たちに有利なように宣伝を展開していることに本当に驚いている」

(コロラド州)South Sheridanバプティスト教会の青年牧師、Jason Janzは先日、次のようにAP通信に語った。
「私たちの社会は悪に対して感覚が麻痺してきているようだ。悪化に対してお手上げ状態で、戦って何かをするなんて事はできないという感じになっている」

銃撃事件が起きた'99年4月20日から数日後にこの地域で行なわれる予定だった前回のMansonの公演は、銃撃犯のEric HarrisとDylan KleboldがMansonの音楽のファンだったとの報道があったため中止となった。

Neal Weiss, Los Angeles and Darren Davis, New York LAUNCH.com
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