マーヴィン・ゲイの伝記映画が制作中

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4月2日(月)はセンセーショナルなR&Bシンガー、Marvin Gayeの62回目の誕生日だ。彼は保守的な牧師の息子としてワシントンD.C.に生まれ、3歳の頃から父親の教会で歌い始めた。しかし、悲しいことに彼の命を奪ったのは、その実の父親だった。'87年4月1日、父のMarvin Gay Sr.は家庭内暴力の末、息子のMarvin Gayeを射殺した。

死後17年を経てMarvin Gayeはビッグスクリーンへ向かう。長編フィーチャーフィルム『Father, Father Why? - The Marvin Gaye Story』の中で彼の生涯が語られる。プロデューサー/脚本家のKing Sekou Kuumbaは'86年、臨終間際のMarvinの母親、Alberta GayからGayeについての話を聞き出した。Kuumbaは初めてAlberta Gayに会ったときの様子を思い出しながら、次のようにLAUNCHに語った。
「彼女は僕のことを見て、こう言ったんだ。“あなたは私の息子の話を書きたいのね。息子のことを教える前に、ひとつだけ約束してほしいの”と。それで僕が、“どんな約束ですか?”と訊くと、彼女はこう答えた。“息子についての真実を世界に知らせると約束して”。彼女はその後30日間生きて、僕に話をしてくれた。彼女は本当に、文字通り僕にその話をしながら死んでいったんだ」

Gayeの音楽が時代を経ても変わらずに生きている理由は何かとKuumbaに尋ねると、彼はこう答えた。
「Marvinはそれほど普遍的で、完全なんだ。彼の音楽はすごく力強く、愛を持った聖霊が中にいる。そういうことなんだ。あの聖なる魂だよ」

『Father, Father Why? - The Marvin Gaye Story』は'02年4月2日に全米の3000以上の劇場で公開される予定。Gayeはその日、63歳の誕生日を迎える。

Chad Dougatz、ニューヨーク
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