KISSからPeter Crissが脱退、後任にEric Singerが加入

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"The Cat"が袋から飛び出した。Kissのオリジナルメンバー、Peter Crissが日本とオーストラリアでのさよなら公演を待たずに脱退した。ドラマー/ヴォーカルの後任にはEric Singerが加わり、残りの日程を消化する予定。彼はバンドが'95年にMTVのUnpluggedで再結成し、'96年にツアーを行なうまで前任のドラマーだった。

残りの3人のメンバーは声明で次のように語っている。
「Ericはずっとメンバーのひとりだったし、彼のドラミングとヴォーカルは過去のKissのツアーの土台となっていた。こうしてエネルギーを得たので、世界中のKissファンに最高のショウを届けることができると思う」

10月7日、サウスカロライナ州チャールストンNorth Charleston Coliseumでの公演がCrissのラストステージとなった。

Singerは独自のメークアップとコスチュームを身につけるとの情報もあるが、確かではない。Kissは3月13日から日本の5カ所で公演を行なう。続いてオーストラリアで7日間の日程をこなし、4月13日にGold CoastのCarrara Stadiumで最終日を迎える。

Crissの脱退はヴォーカルのGene SimmonsとPaul Stanleyとの金銭的トラブルが原因と伝えられているが、Kissのスポークスパーソンは詳細を発表していない。Kissのさよならツアー北アメリカ公演でオープニングアクトを務めたTed Nugentは、この脱退劇に驚いてはいない。
「日本、オーストラリア、ヨーロッパ、南米からオファーがあった。また何億ドルという話になったけど、はっきり言って、AceとPeterがきっぱりと拒否したんだ」とNugentは笑いながらLAUNCHに語った。
「本当にとんでもない話だ。1週間で1人20万ドル稼げる仕事がどこにあるってんだ? そんなの、どこにもないって」

リードギター、Ace Frehleyのスポークスパーソンは脱退を否定している。

Gary Graff、デトロイト、Bruce Simon、ニューヨーク
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