オフスプリング、ヴィデオ検閲でMTVを偽善的と非難

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MTVヴィデオの検閲がStone Temple Pilotsの“No Way Out”の初版に必殺の一撃を加えてからまだ日が浅いが、今度はOffspringの“Original Prankster”が編集に戻された。MTVは物議を醸す露骨なシーンが含まれているそのヴィデオクリップの放映を拒否したと伝えられている。問題のシーンは、カメラが「生徒にわいせつ行為をした校長が逮捕」という新聞記事の切り抜きにパンすると、2人の女子学生が裸で校長の膝の上に乗っている場面が見えるというものだ。MTV側はその場面を除去するのでなく、「わいせつ行為」という言葉を削除してほしいとの要望を出した。

また、そのヴィデオには子供が父親のサンドイッチに犬の糞をつけるという別の問題シーンも含まれており、MTVは頭を悩ませていた。ヴォーカルのDexter Hollandは、MTVの検閲官はそのシーンの削除を要請していたが、後になってそれを緩和し、父親がサンドイッチを食べる場面を見せてはいけないが、吐き出す場面なら放映可能だと言ってきた、とEntertainment Weeklyで語った。
Hollandは同誌で、MTVはJackassの人糞まみれになった人が出てくる場面を放映したのに偽善的だと思う、とも語っている。

LAUNCHはMTVにコメントを求めたが、記事発表時間までに回答は得られなかった。

400万枚以上売り上げた『Americana』に続くOffspringのニューアルバム『Conspiracy Of One』は11月14日に発売される。

記:Darren Davis、ニューヨーク
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