レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、民主党大会を襲撃か?

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Rage Against The Machineは8月14日にロスアンゼルスのダウンタウン地区での街頭ゲリラ演奏を計画しているが、実現の可能性は現時点では依然として不透明である。このパフォーマンスは民主党の全国大会が開催されるStaples Centerに近い11thおよびFigueroa両通りの交差点の角で予定されているもの。ロスアンぜルス警察(LAPD)スペシャルイヴェント計画部門のスポークスパーソンLisa Turvey警部によれば、ライヴ実現の目処はまだたっておらず、同部門では「各デモンストレーターの要求を調整しているところ」とLAUNCHの取材に答えている。
コンサートの申請は8月10の夜に警察当局とショウのオーガナイザーのミーティングで検討されたが、交渉はまだ継続中で結論は出ていないという。Turveyはさらに「セキュリティやアクセスの問題、それに想定される騒音の問題が解決されないかぎり、ライヴにゴーサインは出せない」と付け加えている。

Rage Against The Machineではアメリカの二大政党システムに対する抗議の姿勢を示すために突撃ライヴを実施する意向である。同グループはratm.com上で次のような声明を発表している。
「両党の類似性は資金提供者が誰なのかを見れば明らかだ。党の綱領を決定する“選挙運動の貢献者”は大企業なのである。共和党、民主党を問わず大政党の資金提供者を見てみれば、保険会社、巨大メディア、石油会社、たばこ会社、電話/通信企業、医薬品会社などの名簿同然だ」。
他のRage関連ニュースとして、同グループとBeastie BoysによるRhyme & Reason 2000ツアーが暗礁に乗り上げる可能性が出てきた。というのも怪我をしたBeastie BoysのMike D.が回復する時期までに、彼らが8~9月に演奏を計画していたスタジアムが他の催事に押さえられてしまいかねないからだという。Mike D.は7月に自転車事故で肩の手術を要する重症を負ってしまった。ツアーのアイデアそのものは消えていないが、オーガナイザーでは北部での気候の寒冷化や秋の数カ月間スタジアムを占拠しそうなNFLの存在も考慮しなければならなくなったため、アリーナ規模の会場も視野に入れ始めている。

記:Darren Davis, New York
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