ジェイムス・ブラウン、元バックシンガーにセクハラで訴えられる

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 最近、James Brownには良い事と悪い事が全てまとめて起こっているようだ。8月4日(金)、Brownの元バックシンガー、Lisa Rushtonは、ジョージア州のリッチモンド郡裁判所においてBrownをセクハラで訴えた。Rushtonは、意図的に精神的苦痛を負わされ、またセクハラ行為を受けたとしている。

 Rushtonの申し立てによると、彼女は'91年にBrownのバックシンガーとして雇われ、その2年後に出産の為に一旦、職を離れ、'94年に再び復帰した。この復帰後にBrownが性交渉を要求し始めたという。また、'95年の12月には、Brownとの性交渉を断った為にステージでの出番を減らされたという。

 '96年8月には、BrownはRushtonに対し、性交渉の要求に応じなければ、ツアー日程のスペイン公演には連れて行かないと言ったといい、翌月には彼女の給料が300ドル減らされたという。そして'98年8月にRushtonは、Brownの自宅で練習をしているときにお尻を触られた為、彼の頬に平手打ちをしたという。

 また、'99年6月にニューヨークに滞在中、Brownは満員のレストランで彼女に向かい、自分以外の男性を見たり、話しをしたりするなと怒鳴りつけたという。その後、Avery Fisher Hallの楽屋でも彼女に侮辱的な言葉を投げつけたという。Rushtonは我慢の限界に達し、同月に仕事を辞めたという。Rushtonは損害賠償及び懲罰的損害賠償、そして陪審員裁判を求めている。

 今年初頭にもBrownは、New James Brown Enterprisesのウエストコースト事務所の元社長であるLisa Ross Agbalayaに、やはりセクハラで訴えられている。Agbalayaは100万ドル以上の損害賠償を求めている。

 Brownの弁護士、Buddy DallasはAugusta Chronicle紙にこう語っている。
「いいかい、どんなことを言おうが、誰にでも裁判は起こせるんだよ」

記:Sue Falco、ニューヨーク
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