Rage、警察のボイコットは“完全な失敗”と宣言

ポスト
Rage Against The Machineは、バンドに対する警察のボイコットは“完全な失敗”だったと明言した。この警察によるボイコットは、''81年に起こったフィラデルフィアの警察官殺害の罪で死刑宣告を受けているMumia Abu-Jamalを無罪としてバンドが支援していることから始まった。

 4月8日サンフランシスコで行なわれたCalifornia Music Awardsでの公共活動貢献におけるArthur M. Sohcot特別賞を受賞した時にRageのギタリスト、Tom Morelloは、バンドがAbu-Jamalの無罪を信じ、その支援を公に公表していることに抗議しての国内最大の警察組合Fraternal Order Of Policeによるツアーのボイコット作戦は失敗に終わったと語った。
「警察組合は人々に、どんな音楽を聞くべきか、どのコンサートに行っても良いのか、どういった考えを持つべきかを押し付けようとしている。奴らがRageのボイコット運動を始めたのは、俺らが恐いからじゃない、一般の人々が恐いからなんだ。人が知れば知るほどパワーを持ってくるからだ。みんなすでに多くの事を解ってると思う。なぜなら、ボイコットがあったにもかかわらず、俺らのコンサートは売切れ、レコードは1位になり、今夜のCalifornia Music Awardsでは沢山の賞を受賞したんだから」

 Morelloは、バンドが支援しているthe Zapatista、the Anti-Nazi League、United Farm Workers等の運動、並びにバンドを代表してこの夜、賞を受け取った。Morelloは又、この日会場に来ていたファン、特に安い席に座っている人達に向かってお礼を述べた。
「奴らのボイコットを失敗させてくれてありがとう。そして、検閲支持者達に“おまえ達の言いなりにはならないぞ”と、はっきり示してくれて本当にありがとう」

 Rageは年間ベスト・アーティストを含む5つの賞をさらい、今年の賞の圧倒的な勝利者に輝いた。
この記事をポスト

この記事の関連情報