引き続きヒットチャートの首位に輝くSantana

（2000年3月23日　東部標準時　午後3:00）　Santanaは大ヒット中のアルバム『Supernatural』で、他のシンガーを圧倒している。Billboard Onlineによると、アルバムは3月後半のBillboard 200でも第1位にランキングされている。『Supernatural』のセールスは30万枚ほどだが、これは第2位につけているSisqoの『Unleash The Dragon』の2倍だ。

　Santanaの独走状態はさておき、今週はアーバン系が音楽ファンのサイフのヒモを緩めている。Sisqo以下には、Dr. Dreの『Dr. Dre 2001』が第3位、Macy Grayの『On How Life Is』が第4位と続いている。さらに、Bone Thugs-N-Harmonyの『BTNHResurrection』が第5位を記録し、Black Robの『Life Story』が第6位にランキングされ、Destinyの『Child's The Writing's On The Wall』が第7位を獲得している。

　そして、やっとまたロックが登場し、Kid Rockの『Devil Without A Cause』が第8位につけている。カントリー系で活躍中のシンガー、George Straitのベストアルバム『Latest Greatest Straitest Hits』は第2位から第9位に後退した。トップ10の最後尾につけているのは、Christina Aguileraのセルフタイトルデビューアルバム『Christina Aguilera』だ。

　今週のヒットチャート初登場組で、好調な滑り出しのものはない。唯一注目されるリリースはBonoとU2が歌う「Million Dollar Hotel」のサウンドトラックで、第104位につけている。大々的に宣伝されていたElton Johnによる「The Road To El Dorado」のサウンドトラックは第105位にランキングされている。ラップデュオのDead Prezによる『Let's Get Free』（3月14日発売）は、初登場組としては最高の第72位にランキングされている。これ以外で目立つのは、若きセンセーションSammieの『The Bottom To The Top』の第86位、ギター界のヒーローJoe Satrianiによる『Engines Of Creation』の第90位というところである。

-- Neal Weiss, Los Angeles