【ライブレポート】甘党男子のエンタメショー「僕たちお菓子配りアイドル。こんなアイドルは世界のどこを探してもいない」

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スイーツがコンセプトの6人組のアイドルユニット・甘党男子が、ライブツアー<甘党男子Zepp東名ワンマンライブ>愛知・Zepp Nagoya公演「お菓子アイドルの金鯱鉾(めじるし)」を9月30日に開催した。

◆ライブ写真(35枚)

甘党男子がZepp Nagoyaでワンマンをするのは初めてのこととあって、開演前からお祝いムードが広がり、影アナの一言一言に笑い声があがる。「Overture」が流れるとその期待は一気に爆発し、拍手と歓声で応える観客。子どもたちの声も混じり、ファミリー層の支持が多いことがうかがえた。



それぞれが探偵を彷彿させるロングコート姿で登場すると、映像との同期で歌い踊り、探偵事務所のオフィスの中にいるような、椅子を上手に使いながらのパフォーマンスで観客の目を釘付けに。この日初披露となった新曲「ティラミス」では、クールで大人っぽい妖艶な世界観で魅了した。



最初のMCでは、「来たぜ、Zepp Nagoya! 東海で一番大きい会場で僕たちにとっても挑戦です。本当に楽しみにしてまいりました」と二ノ宮が挨拶。それぞれの自己紹介にファンたちは元気な掛け声で応え、最後の菅井が定番のオチとして「ズコー」と転び、「ちょっと! 新衣装なのに踏んだでしょ」と嘆くと、三上が「ズコーが今までで一番でかかったよ、どうなのよ?」と言い、菅井も「最高ですよ! ズコーもZepp仕様にしてきましたから」と喜んだ。

菅井が「今回のテーマが探偵です」と伝え、三上が「タイトルは41歳の名探偵が発してくれました」と石塚が考案したことを明かし、会場中から拍手が起こった。菅井が「キービジュアルを見てワクワクして今日を迎えてくれたと思うので、今日は最後の最後までお付き合いよろしくお願いします!最高の1日にしましょう!」と煽り、さらに「3曲しかやってないけど汗びちょびちょ」と笑わせた。



中盤でも新旧織り交ぜた楽曲を矢継ぎ早に繰り出していき、花道を使った立体感あるこの日ならではのフォーメーションで踊る。「スフレ」ではいつものように客席を走り回りながらお客さんにお菓子を配り、この曲では撮影も許可されていたので観客たちも映像や画像を撮りながらの大騒ぎ。

再び映像が始まると、映像内では石塚が「探偵にとって一番大事な心得は、イマジネーション。それを鍛える訓練をしましょう」と言って、「写真で一言」の大喜利が始まり、答えのひとつひとつに客席から笑い声があがる。石塚がスクリーンの中から観客に「ベストイマジネーションの人のサイリウムを振ってください」聞くと、各色のサイリウムが振られ、成瀬が選ばれた。さらには「いまいちイマジネーションの人を振ってください」とダメだった人のサイリウムも振られ、二ノ宮が選ばれた。




映像が終わると、コミカルなジングルが流れ、舞台の雰囲気は一転。二ノ宮演じる江戸川ジナンが登場し、探偵をテーマにしたコントを演じ、それぞれのキャラクターの姿のまま「おしるこ」を歌い踊った。コント後の映像では、甘党探偵事務所のCM(イベント実施にあたりお菓子を提供したスポンサー企業の紹介)を挟み、怪盗を名乗る者からの予告状を受け、探偵がアイドルになるためにという理由で、全力で坂を駆け上る全力坂が繰り広げられた。


ライブ後半戦には「後半戦スタート!」と衣装をチェンジしたメンバーたちが登場し、再びアッパーでキャッチーな人懐っこい楽曲を連発。ライブでは定番の人気曲「プリン」「ラムネ」をキッズダンサー集団「シャチホコキッズ」との圧倒的に華やかなコラボレーションを披露しながら、ラストに向けてボルテージは高まり、キャノン砲から金テープが放たれるとその熱気はマックスに達する。


本編最後には二ノ宮が「これからも僕たちはみなさんを笑顔にできるように、ステージ上でみなさまよりも笑顔で、精一杯汗かいて頑張っていきますので、これからもよろしくお願いいたします」と言い退場。するとすぐさまアンコールが沸き起こり、ツアーTシャツに着替えたメンバーたちが登場。菅井が「みんな最高のアンコールをありがとう! シュガーのみんな、これからも最高の思い出作っていこうね」とイントロで煽り、「バームクーヘン」を披露。



力強いダンスを見せ、最後の最後まで元気な姿を見せた後、写真撮影をすることが告げられると、おなじみの掛け声「はい、チーズケーキ」で撮影。その後、映像で「重大告知」の文字出ると、ぎふチャンテレビで放送中の冠番組『甘党男子のシュガースポット』が三重テレビでも10月12日から放送開始されること、「ラムネ」がTBC東北放送で毎週金曜に放送されるラジオ番組『ぶっちゃけ!ブラザーズ』のタイアップに決定したこと、11月6日にユニット初のミニアルバムが発売されることが発表され、お祝いの大歓声があがった。


石塚が「収録したマスター音源がまだこちらにあるので、東京に届けにいかないといけない。それがまだここにあるんです」と説明すると、ガラスケースの中に金のシャチホコに収録されたマスター音源が登場。二ノ宮が「シャチホコってことはそういうこと?」と聞くと、石塚が「目印がここにありますよと言うことですね」と答え、ライブタイトルの意味を明かす。「厳重に保管しないといけないですね。大事なものですから(成功)祈願しましょう」と二ノ宮が話し、メンバーたちが手を合わせて祈った。


「横浜まで盛り上がっていきましょう!」と石塚の煽りで始まった最後の曲では、バズーカでお菓子を打ち出そうとするが、2本あるうちの1本のバズーカが壊れてしまい、三上が「バズーカが壊れるなんて甘党らしいな」と笑った。全ての曲が歌い終わり、最後には二ノ宮が「僕たちお菓子配りアイドル、こんなアイドルは世界のどこを探してもいないと思うんですけれど、こんな僕たちを見つけてくれて、応援してくれて本当にありがとうございます。僕たちはここにいるみんなが背中を押してくれるから頑張れます。どこに行っても僕たちは変わらないから、どこにいってもこれからも応援してください。本当に楽しかった! またここで僕たちと遊んでください」と語り、全員の肉声で「ありがとうございました!」と叫んで締めた。


さらにそれぞれが退場したあと二ノ宮が「俺が一番みんなのこと大好きだぞ!」と言って名残惜しく出てくると、他のメンバーたちは「ずりー!」と言う仲の良さが溢れる絶妙な掛け合いに大爆笑が起こる。メンバーが退場しきった後は、シャチホコが盗まれ怪盗からの犯行声明が出される映像が流れ、横浜で何かが起こるのことを期待させる演出で終わらせた。


何重にも伏線が敷かれた構成と映像の中で、スイーツの美味しさや、歌とダンスの楽しさ、メンバー同士の息のあったトークやお笑いなど、全てのエンタメ要素がこれでもかと詰まった今回の甘党男子のZeppライブ。11月6日のKT Zepp Yokohamaでは一体どんな歴史的展開が待つのかを確かめに行こう。

<菓子くれないの?中華街(シーパラダイス)>

2024年11月6日(水)開催

会場:KT Zepp Yokohama
時間:開場17:30 / 開演18:30

特典会
11:00 ツーショット写メ券・グッズ販売開始
11:30 整列 ※入場はSS席⇒s席⇒一般席の順となります。
12:00~14:00 特典会 ※特典券販売終了時間 13:40

※終演後、客席エリアにてSS席限定の特典会あり(21:00頃終了予定・イベントの状況により時間は前後する可能性あり)

チケット種類
[全席指定]
SS席:14,000円(税込)
S席:7,700円(税込)
●一般席:3,500円(税込)
●ファミリー席:7,700円(税込)※イープラスのみ

※入場時ドリンク代600円が別途必要
※SS席購入者特典:終演後メンバー(ソロ)とツーショット撮影、限定クリアファイル(非売品)、限定ポストカード(非売品)プレゼント
※ファミリー席……チケット1枚につき、小学生以下3名まで入場可(FCロイヤル会員無料、FCレギュラー会員500円/1名、一般1,000円/1名)、お子様の席は当日会場にて対応

[横浜公演 チケット販売ページ]
一般販売 9月14日(土)10:00~
サンデーフォークプロモーション
https://www.sundayfolk.com/liveinfo/6gj11ju

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