【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>dustbox、「本気でいこうぜ、思いっきりやろうぜ!」

ポスト
no_ad_aritcle

SE「New Cosmos」が流れるなか、オーディエンスの大歓声で出迎えられたdustbox。嬉しそうに拍手も歓声も浴びながら、SUGA(Vo, G)はこう叫んだ。──「サタニックカーニバル! 本気でいこうぜ、思いっきりやろうぜ!!」

◆ライブ写真

気合いの入りまくった叫び声の直後、SEにカウントダウンのアナウンスが重なり、最後の“IGNITION!”を合図に、SUGAがキレのあるリフを炸裂。dustboxのライブではすっかりおなじみの「Riot」で、メンバー3人もオーディエンスも、エンジン全開のフルスロットル。ガンガンにクラウドサーフも起これば、腕も上がるし、ハンドクラップも静まることがない。まさに最幸のライオットがここに生まれていく。


「でっけえ声、出せるか? 今日を楽しみにしてきたその気持ちを出してくれ!」

そう言いながら「Still Beliveving」に突入すると、サビやコーラスではフロアからでっけえ声どころか、どでかい歌声もあがる。全員の気持ちをつかみ、そして一人残らずボルテージも高めさせてくdustbox。すでに結成から28年、精力的なツアーで鍛え上げ続けているライブバンドぶりは、そういったところにも現れている。



そしてまた注目すべきは、トリオというバンドの最小編成だが、SUGAもJOJI(B, Vo)もYU-KI(Dr)も、小ワザをいたるところで効かせまくるところ。3人とも彩り豊かなフレージングも決めながら、必要にして十分なバランス。余計な雑味がない。だからdustboxの楽曲は浴びているだけで気持ちがいい。さらに歌詞でつづられたストーリーや想いに触れると、内側からエネルギーも湧き上がってくる。つまり気持ち良くて元気にさせるdustboxである。そんな光景が客席フロアに広がる。


「サタニックも10回目になるのかな。何回も出れて嬉しいです。思い入れのあるイベントなんで、すごく楽しみにしてきましたよ」

SUGAのその言葉に「ということで新曲を持ってきました」と続けたのはJOJI。dustboxが<SATANIC CARNIVAL>を愛するみんなに響かせたのは「To All My Friends」。イントロこそ大きなメロディの歌が広がるが、展開と共に小気味よく疾走。さらに「Here Comes A Miracle」「Hurdle Race」とキラーチューンが続き、オーディエンスの大好物ばかりを並べた満漢全席のようだ。しかも濃厚にしてエネルギッシュな逸品ばかり。「Jupiter」「Just One Minutes」も繰り出される。そんなセットリストを組むところに、dustboxから<SATANIC CARNIVAL>への感謝、愛情、熱い心意気が感じられるステージでもあった。


取材・文◎長谷川幸信
撮影◎岸田哲平

■セットリスト

1. Riot
2. Still Believing
3. Break Through
4. Bitter Sweet
5. To All My Friends
6. Here Comes A Miracle
7. Hurdle Race
8. Jupiter
9. Just One Minutes

■<SATANIC CARNIVAL 2024>

6月15日(土) 幕張メッセ国際展示場 9-11
・物販 / FOOD AREA:start 9:30
・ライブ観覧エリア:open10:00 / start11:00 ※21:00終演予定
▼出演者 ※28組
04 Limited Sazabys
HIKAGE
10-FEET
HOTSQUALL
Age Factory
Ken Yokoyama
バックドロップシンデレラ
Maki
The BONEZ
NOISEMAKER
BRAHMAN
マキシマム ザ ホルモン
Dizzy Sunfist
OVER ARM THROW
dustbox
Paledusk
ENTH
ROTTENGRAFFTY
Fear, and Loathing in Las Vegas
サバシスター
FIGHT IT OUT
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
FOMARE
SHADOWS
ハルカミライ
四星球
HEY-SMITH
[OA]WHISPER OUT LOUD
▼チケット
・オフィシャルHP先行 ¥10,800
・各種プレイガイド先行 ¥11,000
・一般 ¥11,000

この記事をポスト

この記事の関連情報