キリング・ジョークのジャズ・コールマン、ジョーディーを追悼「バンドの将来については訊かないでくれ」
Tuomas Vitikainen, CC BY-SA 3.0
キリング・ジョークのフロントマン、ジャズ・コールマンが、2023年11月にギタリストのジョーディー・ウォーカーを喪ってから初めてインタビューに応じ、長年の友人を追悼した。コールマンとウォーカーは、1970年代終わりにキリング・ジョークが結成されて以降、40年以上活動を共にしてきた。
ウォーカーは2023年11月26日、64歳で永眠。コールマンは英国の新聞『The Guardian』のインタビューで、ウォーカーを「国宝だった」と称え、相棒の突然の死にまだショック状態にあると語った。
ウォーカーは亡くなる2日前に重い脳卒中を起こしたと伝えられているが、体調は数年前から優れなかったそうだ。コールマンは1年前、ウォーカーの担当医から「そのときが来たら、あっという間だ。心の準備をしておいて欲しい」と忠告されていたものの、「当然のこと、俺はそれを真に受け止めていなかった」という。「なぜなら、俺はジョーディーは不滅だと考えていたからな」
コールマンは、今週火曜日(3月19日)から英国でスポークン・ワード/Q&Aセッション・ツアーを開催中だが、「キリング・ジョークの将来については尋ねないで欲しいと頼んでいる」そうだ。「俺はまだ喪に服しているから」と語っている。
コールマンは、昨年3月にロンドンで開催された、ウォーカーにとって最後となったキリング・ジョークの公演で彼が飲み干したテキーラのボトルを保持しており、それに花を挿しているという。
Ako Suzuki