エース・フレーリーとピーター・クリス、キッスの最終公演「信じられない」
キッスがいよいよ今週末、最後の公演を開催するにあたり、オリジナル・メンバーのピーター・クリス(Dr)とエース・フレーリー(G)がコメントした。どちらも“信じられない”との思いを抱いているそうだが、その意味は異なる。
『Blabbermouth.net』によると、クリスは、米デトロイトのラジオ局94.7 WCSXにこんな声明を出したという。「終わりだなんて信じがたい。僕は本当に胸がいっぱいだ。長く輝かしい年月、そして、僕ら4人は本当に楽しい音楽を作り、これ以上ないほど素晴らしいファンベースがあった。長年、ファンたちがいてくれて、僕らは本当に幸運だった。キッス・アーミー、君らが僕に与えてくれた人生、キッスの全員に与えてくれた人生に感謝する」
一方のフレーリーは、木曜日(11月30日)ゲスト出演したSiriusXMの『Trunk Nation』でこう話した。「正直言って、俺は、彼らがツアー活動を終えるとは信じていない。彼ら、これまでに何度、リタイアするって言ってきた? グループの半分は何度、リタイアすると言い、戻って来た?」
フレーリーはクリスと違い、キッスの最終公演に対し「全く何の感情もない」という。「俺は関わっていなくてハッピーだ。昨晩、YouTubeで(キッスの)インディアナポリス公演を見た。視聴回数は数千でコメントは10くらいだった。俺が今やってることとは比較にならない」「多分、彼らはリタイアしたほうがいいんだろう。彼らがもう俺の悪口を言うのを聞かずに済むことを願ってる」
キッスの最終公演は土曜日(12月2日)にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催される。
Ako Suzuki