【インタビュー】IBERIs&、『FFBE』公式タイアップソングに強さ「これから作り上げていく未来へ」

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■ソフィの強さを込めながら歌ったので
■今回はこだわり強めです


──最新曲となる3rdシングル「Bloom up the sky」は、『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS』(以下、FFBE)公式タイアップソングです。三波さんは、スペシャルストーリー『破滅の幻獣』で登場するソフィのCV(キャラクターボイス)を演じていますね。

三波:『FFBE』は8周年を迎えているんですけど、ソフィは記念ストーリーの新キャラクターなんです。ストーリーは現在、第3章までアップされていて、まだ謎多きキャラなので詳しく語れないんですけど、今後のストーリーに影響を及ぼすであろうキーキャラなんです。公開されているトレーラーではボイスも聴 けるので、ぜひ皆さんに聴 いてほしいです!

園田:トレーラーが初めて公開されたときは、メンバーみんなで集まっていたので、みんなで見て「わ〜!」って盛り上がっていました。でも、なんか泣いてたよね? 

西尾:そりゃあ嬉しいもんね。

三波:泣いちゃいました。やっぱりプレッシャーみたいなものもあったし、それがやっと公開されて、よく分からない感情になってしまって…。初めて名前の付いたキャラクターを担当したので、感情がいっぱいになっちゃって。


▲三波春香

──それは嬉しいことですよ。アフレコはどうでしたか?

三波:アフレコは結構前だったんですけど、「Bloom up the sky」レコーディング後にボイスを録るスケジュールだったんです。で、ボイスを録った日に、監督やゲームのスタッフさんとたくさん話して「ソフィはこういう子で、こういう風に演じてほしい」というオーダーをたくさんいただいて、そこで自分の中でソフィという子が定まってきたんです。たとえば、最初の作り込みの時点ではかわいい感じの少女だったのが、話を聞くうちに芯のある強い子だと分かったので、自分の経験とか、大切な人を思い浮かべながら、強さを前面に出して演じていったんです。なので、歌のレコーディングとかなり変わったんですね、レコーディングはかわいい系で録っていたので。そこで、「もう一度歌を録り直させてほしい」とお願いして、ソフィの強さを自分の想いと一緒に込めながら歌ったので、今回はこだわり強めです。

──結構曲の重要なパートを歌っていますが、ここは録り直したんですね。

三波:そうなんです、今回はずっと歌っているんですよね。でも「もう一度録らせてください」と。

園田:だからこそ、今回の三波のソロバージョンは、ソフィが本当に出ている感じなんです。

三波:ソフィと自分のちょうどいい中間ぐらいで歌いました。


▲園田れい

──IBERIs&は『FFBE』スマホゲームの応援アーティストでもあります。それぞれ『FFBE』の魅力を教えてください。

園田:メンバー8人でゲームを楽しんでいるんですけど、ゲーム内で、ダークヴィジョンズというクエストイベントやヴィジョンズワールドというイベントがあって、メンバー同士はフレンドになっているので、そこでランキングを競っているんです。みんなの状況を見ながらイベントでポイントを稼いでいるから、メンバー同士はバチボコやっている感じなんです(笑)。

三波:ヤバい!追い越された!とかね。

──競い合う楽しさがあるんですね。フレンド登録していると、いつやっていたかがバレますよね(笑)。

西尾:全部分かります。

園田:“こいつ~、抜け駆けしようとしているな!”とか(笑)。

西尾:みんな負けず嫌い過ぎだからね。

園田:バチボコやってます!


▲西尾桃子

──西尾さんは、どのあたりが楽しいですか?

西尾:私は一番ゲームができないというか、ゲーム自体をあまりやってこなかった人生なんです。だから結構みんなが助けてくれて、この前も駅の改札の前で20分ぐらい「寒い寒い」って言いながら教えてくれたりして。そうやってリアルでも絆が深まる良いゲームだなって思いました。

園田:友情が育まれるゲームでもあるね(笑)。メンバーみんなで、たくさん楽しませていただいています!

──そしてタイアップ曲の「Bloom up the sky」は、“戦うぜ!”みたいな激しいロック曲ではないですよね。

西尾:というより、強い気持ちを歌っている曲ですね。

──その強いメッセージ性を曲から感じました。皆さんはどのような気持ちを込めて歌いましたか?

三波:初めて聴いたとき、“これまでのIBERIs&になかった楽曲”だと思いました。タイアップだからこそ『FFBE』の世界観が詰め込められていたし。ラップだったり、かわいらしさ、カッコよさという意味では、私たち自身らしさも兼ね備えた曲でもあるんですよね。たとえば、歌詞を聴いていると、“一緒に”とか“ひとりじゃない“とか“仲間と共に一緒に戦おう!”っていう強さや勇気が込められているんですね。特に“♪キミと見たい 描く未来“っていうところが、この曲で一番伝えたいポイントだったというか。ソフィだったらこの“キミ”が仲間……レインやラスウェルらと作っていきたい冒険の未来で。私だったら、ファンの方々やメンバーとこれから作り上げていく未来という二重の気持ちを込めて歌っています。だから、すごくいろいろな気持ちを含んで歌うことができました。

園田:三波が言ったように、『FFBE』らしさとIBERIs&らしさが調和した楽曲になっていると感じていて。それが特に感じられるのが、2番のBメロなんです。“♪瞼の裏滲んだ あの日隠してた傷跡も”っていう部分の後ろで、『FFシリーズ』で使用されている「プレリュード」のメロディが流れているんですね。それがすごく幻想的で美しくて。『FFBE』の世界観をすごく感じられるパートになったと思っているんです。だからそこがすごく印象的で好きです。それに、ラップパートはIBERIs&らしさが感じられるし、『FFBE』の強い意志が感じられる歌詞にもなっていて、ラップパートは主に私と西尾が担当しているので、そこも気合いを入れて歌いました!

西尾:そこは、「2人で歌うから、いい感じに調和できるように」って最初から言われていたんです。だから低音と高音がいい感じに合わさるようにレコーディングをしていきました。

──西尾さんは、この曲のメッセージ性をどう思いましたか?

西尾:デモ音源をいただいた時に、“何だこの好きな曲は!”と思ったくらいドンピシャで好きな曲だったんです。しかも仮歌を歌われていた方の歌い方がすごく上手で、本当に好きだったんですね。そこのところを小川華果と三波春香が受け継いで歌ってくれて。それによってIBERIs&らしさも増したし、私たちのかわいらしさやラップみたいなオリジナリティも加わってIBERIs&の曲になったし、デモ音源よりさらに良いものになったと思いました。この曲は、すでにライブで何度も披露しているんですけど、“♪何度でもずっと”っていうフレーズで、いつも泣きそうになっています(笑)。そこがファンの人の前に立つ自分と重なるので、“何度でもずっと歌ってるよ、ずっとここで私は歌ってるんだよ!”って強い気持ちを思いながら歌っています。本当にいい曲です。

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