エース・フレーリー、新作でポール・スタンレーが間違っていたことを証明?

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元キッスのエース・フレーリーは、ポール・スタンレーから、フレーリーやピーター・クリスとパフォーマンスしたら「あのサウンドならば……俺らは(KISSではなく)PISSと呼ばれるべきだ」と言われたのをまだ根に持っているようだ。素晴らしい新作ができたことから、それで彼の鼻を明かしてやるという。

フレーリーは先週、アメリカの93.5 FM MAXラジオ局のインタビューで、ニュー・アルバムについて問われると、「これまでで最高のアルバムだと思う」「このアルバムは、(トリクスターのギタリスト)スティーヴ(・ブラウン)と、ほぼ全ての曲を共作した。期待していた以上にいいものができた。ヴォーカルもギター・ソロも強力で、曲、歌詞、メロディ、全てが本当にパワフルだ」と自信をのぞかせ、スタンレーに対し、こう言い放った。

「(初めてソロ契約を交わしたとき)担当者は、多くの人たちから“アルバムなんかできるわけない”と言われたそうだ。ポールとジーン(・シモンズ)が、俺のことを酒とドラッグの依存症で、信用できない奴だと触れ回り、俺の評判を貶めようとしていたからだ。それが事実ならば、5作もアルバム作れるか?それに俺は、この10年以上、堅実にツアーをやってきた。つじつまが合わないだろ。奴らは常に矛盾したことを言っている。いまは、俺が(キッスの)フェアウェル・ツアーに参加したら、パフォーマンスを台無しにするとか言ってる。ポールは『ハワード・スターン・ショウ』で、俺が彼らとステージに上がったら、KISSではなくPISSだと言ったな。このアルバムが出てみろ、彼が愚か者に見えるだろうよ」

フレーリーは友人たちから説得され、後に撤回したものの、今年春、スタンレーがPISS発言に対し謝罪しなければ、スタンレーとシモンズの汚点をばらすと宣戦布告していた。

2020年リリースの『Origins Vol.2』以来となるフレーリーの新作は、すでにレコーディングを終え、マスタリングの最中で、上手く行けば今週初めにレコード会社に手渡す予定だという。


Ako Suzuki
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