【24emotions 連載 #06】メンバーが明かすワンマンライブの裏側「奇跡起きるまでの軌跡」

2023.9.13 15:00

皆さん！　こんにちは！

チームのダンスマシーン、24emotionsのアメイズド・ハルナです！

ユラが渋谷WWW Xさんに到着した時から、リハーサルまでのお話をしてくれたので、本番直前から本番終了までのお話をさせていただきたいと思います！

リハーサルが終わってから、本番までは1時間ほどしかなく、メイク直しや、本番前のそれぞれのルーティーンを行う時間に。

私の本番前のルーティーンは、ハチミツを飲んで、今回セットリストの1曲目であった「mia mia」をイヤホンで大音量で聴き、リハーサルの時に立ったステージを思い出しながら、その前にびっしりといるお客さんを想像してイメージトレーニングをするという事をライブ前に必ずやります。

中には、発声練習をするメンバーであったり、逆にリラックスした状態で過ごしているメンバーがいたりと、本番前のルーティーンは本当に人それぞれなので、見ているだけでも楽しいです。笑（この日はそんな余裕なんて無いですが。笑）

リハーサルから本番までの1時間は今までで1番早く過ぎたと言っても過言では無いくらい一瞬でした。

気がつけば、本番5分前。

私たちは必ずステージに上がる前に円陣を組むのですが、今回はダンス指導をしていただいているDemii先生をはじめ、出演してくださったバックダンサーの皆様、ゲスト出演でピアノを演奏してくださったMoeMiさん、私達のヘアメイクをしてくださったヘアメイクさんたち、みんなで大円陣を組みました。

当たり前のことではありますが、私達5人ではあのステージに立つことができないし、色々な方の協力があっての私達なので、感謝の気持ちを込めて円陣を組ませていただきました。

Demii先生からの言葉で、メンバー一同うるっとしてしまいましたが、高鳴る気持ちを抑え、いざステージ袖へ。

階段を降りた先に、一瞬会場のフロアが見え、びっしりとお客さんがいるのを見て、緊張感が高まったのと同時に、すごく嬉しい気持ちになりました。

2023年3月19日にデビューお披露目ショーケースをさせていただいてから、色々なアイドルさんのイベント等に出演させていただきましたが、私達目当てで来てくださるお客さんは一向に増えず、とても苦しかった時期がありました。

今回もワンマンライブを発表してから、チケットが本当に売り切れるか、私たち目当てで足を運んでくれる人が600人も集まるのか、パフォーマンスを見てもらえれば、絶対にハマってもらえる自信はあったものの、観に来てもらえないと何も始まらないと思っていました。

なので、本番前にびっしりと埋まったフロアを見た時、全ての不安が吹き飛んで「全員、私達を観に来てくださっている方達なんだ」と少し震える程に胸の高鳴りを感じました。

いざ本番が始まり、登場曲が流れ、手拍子に迎えられながらステージに上がりました。そして振り向いた瞬間の私たちの目の前に広がった景色は、一生忘れません。

一面に広がる鮮やかなペンライト。

フロアいっぱいにいるお客さんの顔。

私が今まで何度も想像してきて、ここに立つ為だけに努力をしてきたステージからの絵が目の前で現実に起こって、、、まさに奇跡が起こりました。

そこからは目まぐるしいスピードでライブは進んでいきました。

今では懐かしいとさえ感じる半年前の初期の楽曲や、今回のライブに向けて制作した新曲の数々。

それぞれにたくさんの思いを込めながら。

少しでもこの気持ちが伝わる事を願って。

そしてついに本編最後の曲に。

本編最後には"Because Of You"という楽曲を披露させていただいたのですが、この曲は"暗闇の中にでも必ず光はある。"とても前向きになれる楽曲なんです。

個人的には一番のお気に入りの楽曲で、足を運んでワンマンライブを見に来てくださったお客さんのために最後は感謝の気持ちを込めてパフォーマンスさせていただきました。

中には、涙を流しながら見てくださっている方もいて、私たちは“感情を揺さぶるライブをする”というのが大きな目標の一つなので、その光景を見た瞬間に、遂に一つ叶える事ができた。とすごく自信を持つことができました。

正直、このワンマンライブ当日を迎えるまで、成功する自信がずっとあったか。と問われたら、100%“イエス”とは言えないです。

メンバー間でも、ぶつかって、喧嘩して、意見言い合って、本当に自分たちがしたいライブをできるのか、夜中までミーティングをした事もありました。みんなで泣いて、成功しなかったらどうしようか、と不安になる夜も何度もありました。

だけど、そんな日々を乗り越えた先にはこんな素敵な景色があり、このステージに立てた事が私たちの一番の自信に繋がりました。何よりも、今まで生きてきた中で1番達成感がありました。