【俺の楽器・私の愛機】1441「45年超えの付き合いのプレシジョン」
【Fender Precision Bass】(さいたま市北区 LONEWOLF 64歳)
265ストラト、394テレキャス、761レスポール、1236ジャズベに続き、今回はプレべを紹介させてください。
1977年夏、当時大学1年生だった私は、バイトでためた金を持って、お茶の水に向かいました。それまで持っていたギター類は、すべて2万円以下。そんな男が、ついに20万を超えるフェンダーを手に入れようとしていたのです。
メイプルネックと色の合うナチュラルボディーの1本。ほとんど迷わず選びました。おそらく1976年製ではないかと思います(シリアルから推定)。
こちらを読ませていただいていると、ギターをいじる(改造する)方が、結構いらっしゃいますが、私は正反対。いじる時間があったら練習するタイプでした。だって楽器をやるモチベーションって、あいつはできないけど俺はできる、っていう優越感じゃないですか。なので、楽器をどうこうするなんて考えもせず、ひたすら練習しました。
そうなると逆に、どうせなら少しでも買った時のままにしておこう、って発想になるんですよ。なので、この1本も、買って46年間、1弦のペグとピックアップ裏のスポンジを仕方なく交換した以外、ネジ1本変えていません。
今は、ほとんど前回紹介させていただいたジャズベを使っていますが、長い付き合いの1本なので、きちんとメンテしています。次回の練習に持っていこうかな。
◆ ◆ ◆
ロックに目覚めバンドを演りたいと思い、楽器に興味を持ち始めて音楽雑誌やプレイ雑誌を穴が空くほど立ち読みして、楽器のカタログをこれまた穴が空くほど読み込んでいたあの頃、あのときに感じていたフェンダーへのあこがれとトップオブトップが放つ威風堂々とした佇まい…そんな圧倒的な存在感が今フラッシュバックした。あのとき私が見ていたプレベは、まさにこの佇まいでした。なんだろう、このスペックの裏に隠されたFenderという本物の王様感。そんな王様プレベをそのまま46年間も守り続けているなんて、なかなか真似できない凄いことと感服する思いです。でも私のモチベーションは、プレイよりも「いい音を出したい」という思いが何よりも強かったので、練習はホドホドで改造に熱を入れる毎日でした。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで
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「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」
※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。
引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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