ロバート・フリップ、メガデスのデイヴ・ムステインのファンに…「僕と共通点がある」

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キング・クリムゾンのロバート・フリップは、妻でシンガーのトーヤ・ウィルコックスとYouTubeで配信中の『Sunday Lunch』シリーズで様々なバンドの曲をカヴァーするようになり、メガデスのフロントマン、デイヴ・ムステインに対し敬意と共感を抱くに至ったそうだ。

◆ロバート・フリップ動画、画像

『Guitar World』のインタビューで、『Sunday Lunch』を機に「以前はそれほど良く知らなかったが、ファンになったアーティストはいるか?」と問われたフリップは、こう答えた。「さっき、メガデスの“Holy Wars... The Punishment Due”の話が出たよね。僕は、デイヴ・ムステインはシリアスなアーティストだと言える。彼は音楽的に、僕とは違う考え方をしている。だが、共通点もある。彼の演奏を調べたから、こう言える。彼の創作にはある種のパターンがあるように思う。その中で発展したり、変化を取り入れている。それが、僕のやり方でもある」

「彼のことは個人的には知らない。昨年11月、オールバニーで同じホテルに滞在していたことがあり、会えそうだったけどね。メガデス(のメンバー)がジムにいたって聞いた。でも、僕は部屋に籠っていたから、自己紹介や敬意を表することはできなかった」「メガデスの曲はチャレンジだったよ。あれをちゃんとプレイするのに3ヶ月かかった。1日4~8時間、練習してね。集中力が必要だった。(プレイするのは)90秒だけだとしても、できる限り力は尽くさないと。彼は間違いなく、以前はよく知らなかったが、大いに尊敬するようになった人物だ」

フリップ夫妻は9ヶ月ほど前に、メガデスの「Holy Wars... The Punishment Due」のカヴァーをYouTubeで公開していた。

フリップはまた、それまでコーンの曲を聴いたことがなかったが、「Blind」をカヴァーすることになり、ブライアン・“ヘッド”・ウェルチとジェームス・“マンキー”・シェイファーに感服したと話している。メタリカと彼らの楽曲「Enter Sandman」の大ファンにもなったという。

フリップ夫妻はこの夏、英国各地で開催されたフェスティバルに出演し、カヴァー・ソングの数々をライヴで披露。今月終わりにはUKツアーを開始する。

Ako Suzuki


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