湘南乃風、<風祭り at 横浜スタジアム>終幕。「また進化して会いましょう!」
湘南乃風が、8月12日(土)に二十周年記念公演<風祭り at 横浜スタジアム〜困ったことがあったらな、風に向かって俺らの名前を呼べ! あんちゃん達がどっからでも飛んできてやるから〜>を開催した。オフィシャルからのレポートをお届けする。
◆ライブ写真
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今年1月に武道館で行われた20周年第1弾ライブ「新・春・狂・乱」で発表された横浜スタジアムでのアニバーサリーライブ。そこから約7カ月、二十周年記念公演<風祭り at 横浜スタジアム〜困ったことがあったらな、風に向かって俺らの名前を呼べ! あんちゃん達がどっからでも飛んできてやるから〜>の当日がやってきた。
湘南乃風の地元である神奈川県にある横浜スタジアムに集まったオーディエンス3万人からは“祭り”のムード満載。20年間 DJ/バックセレクターを務めるThe BK Sound(読み:ビーケー・サウンド)が現れると、オーディエンスが一斉に立ち上がり、タオルを掲げる。神輿を模したようなステージセット。「ラッセラー!ラッセラー!」という掛け声が聞こえ、ビジョンに湘南乃風の4人の姿が映る。ラガビートがじわじわと熱気を滾らせる「COME AGAIN」から祝祭はスタートした。RED RICE、若旦那、SHOCK EYE、HAN-KUNと登場し、ラップのバトンを渡す。スタジアムに青と白の大量のタオルが舞う。序盤はアゲアゲのナンバーを細かく繋げ、ウォーミングアップにしては十二分な盛り上がりだ。
HAN-KUNが「一見湘南乃風の20歳の誕生日会と思われがちですが、20年間支えてくれたみんなへの愛を俺たちが伝える! 俺たちの愛はこうやって返す!」と叫んで、「曖歌」から湘南乃風の夏曲メドレーが始まった。メンバーと3万人の大合唱が巻き起こり、早速4人の愛がオーディエンスにダイレクトに伝わった。
「Summers」でステージから勢い良くウォーターキャノンが吹き上がったと思ったら、「晴ル矢」「Winner」「炎天夏」でもどんどん吹き上がる。「晴伝説」で4人は肩を組んで円陣を組みながら歌い、「あっという間に20年だね」と讃え合う。もちろん〈あの空へ あの空で負けんじゃねぇ 泣くんじゃねぇ〉というサビでは一斉にタオルが振られた。自分が自分であるために、歯を食いしばりながら日本であまり馴染みのなかったレゲエを鳴らし続けた日々。ここはまだまだゴールではないが、20周年という大きな通過点。こうやってみんなで笑い合えているのは輝かしい勲章だろう。
The BK Soundのリクエストによる「Hyper Something」ではINFINITY16のTELA-C(読み:テラシー)を招き入れた。TELA-Cが重低音響くダンスミュージックで盟友の20周年を祝福する。HAN-KUNが「改めて俺たちの仲間、TELA-CにBIG UP!」言うと、「BIG UP」の美しいメロディが流れた。10周年の時に、ここ横浜スタジアムで歌うために作られた曲だ。RED RICEが「10年前の約束。あの続きをまたやろう」と言ってAメロへを歌い始めた。
4人でこの10年間の変化をユーモアも交えしみじみと振り返った後、HAN-KUNが「結局何が言いたかったというと、未来なんて誰にもわからないってこと。だからみんなの人生、うまくいかないなって思ったとしても下を向かないでほしい。うまくいかなくて当たり前だから。自分と誰かを比べないでほしい。違って当たり前だから。むしろ人と違うってことを誇ってほしい。俺はそれをこのメンバーから学んだ。みんな自分なりに生きよう。人生は1回きりだから」と言って「夢物語」へ。若旦那は歌詞を〈地球が終わるとしたら今日みたいに歌ってみたいね〉と変えて歌った。
HAN-KUNが場内の照明を暗くしてほしいとリクエストし、「自分たちで付けた未来への光」と言ってからの「純恋歌」。つい先日、THE FIRST TAKEでも公開され話題となっている国民的ソングだ。3万人のオーディエンスは肩を組んで歌い、ライトバンドが左右に揺れる美しい光景が広がった。
4人が改めてオーディエンスに感謝を伝え、若旦那は「俺のMC代わり」と前置きして、10周年のタイミングで始めたギターによる弾き語りで新曲を披露した。RED RICEは「どんな時でもスタッフと家族と仲間たち、全員がいたからこのステージがある。ここに集まってるみんな、ここに来れなかったみんな、全員で湘南乃風!」と口にし、SHOCK EYEは「高校生の時に初めてバイトをしたのがここ横浜スタジアムだった」と明かし、「音楽が一番長く続いている。ここにいる全員が俺に役目をくれたから、俺は今としても幸せです! それぞれの役目を見つけてほしい」とオーディエンスにエールを送った。HAN-KUNが「俺たちは一番を目指してきた。でも20周年にしてやっと明確な一番が見つかった。今日みたいにみんなが楽しんでもらえる遊び場を作ること。まだ何も始まってないから終わりなんて絶対にない!」と言って、「一番歌」をオーディエンスにプレゼントした。
本編ラストは「睡蓮花」。サビでは照明が明るくなり、老若男女、大人も子供も問わず3万人が総立ちでタオルを回す姿が目に入る。〈濡れたまんまでイッちゃって!!!〉と大合唱したところで花火が華々しく打ち上がった。メンバーがステージから客席に降り、3万人の叫ぶような大合唱が轟いた。
アンコールではステージにホーン隊を含めた大所帯のバンド編成が姿を現し、バンドセットによる「Rockin‘Wildメドレー」を披露。HAN-KUNは「20年目にして俺たちの新しいスタイル、全員で新しい道を築き上げたい」と話したが、カラフルでパワフルなバンドサウンドにラガマフィンを融合させた新しい湘南乃風サウンドにより、新たな伝説が開幕した。
若旦那が再びアコギを弾き、MOOMINが登場してのスペシャルな「応援歌 feat. MOOMIN」と「Real Riders」を経て、最後は止まることのない湘南乃風スピリットが注入された「Wild Spead」。RED RICEが「俺らまだまだここが通過点。新たな一歩を踏み出した瞬間を共に過ごせて最高でした。また進化して会いましょう!」と言うと、HAN-KUNが「止まることのないスピードでこの先も一緒に走り抜けてくれるかい? これは誓いの祭りだ」と続けた。この先もずっと、風の伝説は続く。
文◎小松香里
湘南乃風 二十周年記念公演概要
〜困ったことがあったらな、風に向かって俺らの名前を呼べ!あんちゃん達がどっからでも飛んできてやるから〜
【開催日時】 2023年8月12日(土) 開場:15:30 / 開演:17:30
【会場】 横浜スタジアム(神奈川県横浜市中区横浜公園)
︎セットリストプレイリスト配信サイトはコチラ:https://lnk.to/kazematsuri
カウントダウンライブ概要
【開催日時】 2023年12月31日(日)
【会場】 兵庫・神戸ワールド記念ホール(神戸市中央区港島中町6-12-2)
【チケット先行情報】 ファンクラブ「風乃軍団」にてチケット最速先行を9月より受付開始予定
※詳細は後日発表
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