【インタビュー前編】ベリーグッドマン、10周年記念ベストアルバムは最強ラインナップ「喜んでもらえたら嬉しい」

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結成10周年を祝うあたたかい声に包まれて、初の47都道府県ツアーを敢行中のベリーグッドマンから届いた最新ベストアルバム『GOOD GOOD GOOD』は、自らのメジャーレーベル・TEPPAN MUSIC設立後の楽曲を中心に、「ライトスタンド」「ライオン (2018 New Ver.)」などそれ以前の代表曲もしっかり網羅した最強ラインナップだ。

◆ベリーグッドマン 動画 / 画像

インタビュー前編では、ツアーの経過報告、ベスト盤に込めた思いなどについて、アニバーサリーイヤーを全速力で駆け抜けている、RoverとMOCAから話を聞いた。

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■HiDEXが覚醒してきましたね
■むちゃむちゃおもろいです


──4月からスタートした、初の47都道府県ツアー。7月までに38公演が終わりました。途中経過はどうでしょう?

Rover:最初はがむしゃらに目標に向けて走っていくだけで、中盤ぐらいからだんだんゴールが見えて来たことで、1回1回大切にしないと、いつか終わることなんだと実感が湧き始めましたね。9月9日の沖縄が終われば2ヶ月後には甲子園球場で歌っているわけで、甲子園に立つ時に47ヶ所のライブが生きてきたらいいなという目標になっていきました。なので今は、うまく歌うのもそうですけど、「この曲ってこういう思いで作ってるよな」というものを再確認しながらやっている感じはあります。自分たちが今まで書いて来たこと、その思いを、忘れかけていたものを頑張って呼び起こして、それをライブというもので昇華したいなと思ってますね。

──MOCAさんはここまで、どんなことを思ってツアーを続けていますか。

MOCA:最初は「果てしないものが始まるな」という感じだったんですけど、一人だったらしんどかったですね。3人組で助けあってる部分が大きいので、3人やから今のところ走って来れてるなって、あらためて存在感の大きさを感じてます。残りはもう勝ち試合かなと思ってるぐらい、かなり固まって来て、あとは質を上げながら、熱量を下げずにこのまま走り切れたらいいなと思います。

──どんなシーンが記憶に残ってますか、今パッと思い出すものとして。

MOCA:青森とか秋田に僕たちのファンが住んでるとは思えてなかったんですけど、RoverがMCで「秋田の人ー?」「青森の人ー?」って聞くと、めっちゃおるんですよ。「どこに隠れとってん」って(笑)。すごく嬉しかったです。

Rover:あと、HiDEXが覚醒してきましたね。MCであんまりしゃべらないタイプなんですけど、めっちゃしゃべるようになって来て、むちゃむちゃおもろいです。今までそんなの見たことなかった。

MOCA:心境の変化なんですかね。「しゃべらん人」の設定を入れてたのに、外した感じです。フィーバータイムです。ずっとサングラス取ってるし。

▲Rover

Rover:言ったことがうけた時の幸せを得たんでしょうね(笑)。どんどん自分から行こうとする感じがあって、面白いです。

MOCA:大変だったのは、ゴールデンウィーク。9日間で6本やってるんですよ。

Rover:あれはヤバかった。まだ(ツアーの)流れにも乗ってないのに、9日間で6本はきつかった。無理かなと思いました。

MOCA:喉に効く薬、ほぼ全部買ったんちゃうか?というぐらい。そうすると、出ぇへんものが出るようになるんですけど、逆に喉を使いすぎて、次の日もっと悪くなってる。「終わった」と思いましたけど、一度つぶれたらそれ以上つぶれないというか、つぶれたなりに(声の)出し方がわかってきて。

Rover:ようやくここまで来れました。

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