BOSS、名機「SDE-3000」のサウンドを完全再現したデジタル・ディレイ・ペダル2機種を発売

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BOSSが、1983年に発売され多くのミュージシャンが愛用したローランドのデジタル・ディレイ「SDE-3000」を忠実に再現したデュアル・デジタル・ディレイ『SDE-3000D』を5月27日に発売する。また、長年にわたり「SDE-3000」を愛用した世界的なギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンのサウンドやセットアップを再現するため、「EVH」とコラボレーションした特別仕様の『SDE-3000EVH』も6月17日に発売する。


▲『SDE-3000D』


『SDE-3000EVH』

1983年、デジタル・ディレイの黎明期に誕生した「SDE-3000」は、当時としては驚異的なロング・ディレイ・タイム、呼び出し可能なプリセット・メモリーなどの機能性、そして、なによりもバンド・アンサンブルに自然に溶け込むクリアで温かみのある音楽的なディレイ・サウンドが高く評価され、ワールド・クラスのミュージシャンやサウンド・エンジニアに愛用されてきた。今回発売される『SDE-3000D』は、この「SDE-3000」のサウンドを忠実に再現したデジタル・ディレイ。コンパクトなペダル・タイプの筐体に「SDE-3000」×2台に相当する機能を搭載、メモリー数の拡大やMIDIへの対応、ディレイ音のキャリーオーバー機能など、より現代的なアップデートが施されており、幅広いプレイ・スタイルに対応するサウンド・メイクを可能にしている。



さらに、世界的なギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンのサウンドとセットアップを再現するために「EVH」と共同開発された特別仕様の『SDE-3000EVH』も6月に発売される。

●蘇る「Vintage Digital Delay」


「SDE-3000」は柔らかく温かみのあるディレイ・サウンドが特徴。この「SDE-3000」の持つアイコニックなサウンド・キャラクターは、当時のアナログ・パーツや回路設計により生み出されるもの。『SDE-3000D』は、「SDE-3000」のヘッドアンプ部でわずかに発生する周波数特性の変化や、ローパス・フィルター部で起こる磁気飽和による歪み、用いられたパーツによる独特な揺らぎなどを緻密に再現することで、オリジナルに忠実なサウンドと挙動を実現した。

●オリジナルを凌駕するサウンド・メイクが可能


『SDE-3000D』は、ステレオ入出力に対応した「SDE-3000」×2台に相当する機能を搭載。それぞれのパラメーターは個別に設定することが可能で、2基を並列接続することによって得られる広がりのあるステレオ・サウンドや、2基を直列接続し、それぞれを異なるディレイ・タイムに設定することで複雑なリズムを構築することができる。また、まるでリバーブのような深みのある空間を『SDE-3000D』1台で生み出すことが可能。出力方法も用途に合わせて変更が可能。それぞれのディレイ・サウンドを異なる機器に出力する、ウェット音(エフェクト効果のかかっている音)とドライ音(エフェクト効果のかかっていない音)を分離して出力するなど高い汎用性を備える。

●現代の使用環境にも対応する機能搭載


『SDE-3000D』は、エフェクトをOFFに切り替えた際にディレイ音を残すことができるキャリーオーバー機能や、メモリー数を100個に拡張するなどの現代的なアップデートも施されている。MIDIにも対応しており、外部MIDI機器からプリセットの呼び出しやパラメーターの変更などを行うことができる。

●「EVH」とのコラボ・モデルも同時発表



『SDE-3000EVH』は、エディ・ヴァン・ヘイレンのギターに関するアイデアやビジョンを世界中のミュージシャンに伝え続けてきた「EVH」とボスがタッグを組み、エディ・ヴァン・ヘイレンの、「SDE-3000」を2台使用した伝説的なアプローチを現代に甦らせるために開発。『SDE-3000D』の基本性能に加え、エディ・ヴァン・ヘイレンの代名詞でもある3台のキャビネットを使用したウェット/ドライ/ウェットのセッティングを実現する1イン3アウト仕様や、完全再現されたプリセット・サウンド、そして印象的な「EVHストライプ」のデザインをまとった特別仕様のモデル。





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