【インタビュー】TENSONG、14人編成のストリングスを迎えた壮大バラードに「好きから愛してるに変わった瞬間」
■初ツアーでの47都道府県の経験を
■この先につなげていきたい
──ここ最近は、たか坊さんが作詞作曲した楽曲のリリースが続いていますが、制作方法にも変化があるのでしょうか。
たか坊:僕がたたき台的なデモを作って、そこにふたりの意見を反映する形が、ここ最近のやり方なんです。拓まんとは歌詞を、アルフィとはトラックを練るのが、今のところベストな制作方法だと思っていて。
──先ほど語っていただいた「コイビトミマン」の作詞も拓まんさんのアイデアがそこかしこに。
たか坊:そう。ふたりとも客観的な意見をくれるので、ありがたいですね。ただ、拓まんは“ここはもっと具体的にしたほうがいいよ”って抽象的なアドバイスはしてくれるんですけど、どうするべきなのかの答えまでは言ってくれないんですよ。“言ってくれ!”って思います(笑)。
──ははは。それは拓まんさんなりの作詞者へのリスペクトじゃないですか?
たか坊:いや。“気になるけど、考えるのが嫌”ってだけだと思いますよ(笑)。でも、おっしゃるように、考えを押しつけるようなことがないから、自分なりに導き出せる。そこで助かっている部分もあるし、どうすればいいのかもの凄く悩むところでもある。良し悪し半々です(笑)。
拓まん:47都道府県ツアー中も、ツアー先から帰ってきたタイミングで曲作りをしているんですけど、たか坊は歌詞に描く内容が極端すぎるんですよ。“0か100”なんです。ついこの前も“もっと中間のものを書いてほしい”と頼みました。
たか坊:でも、こっちからしたら“中間って何よ!?”って話なんですよ(笑)。
拓まん:まあ、そこは自分で考えてもらって。
たか坊:…というやり取りを繰り返しながら、いつも制作しています(笑)。
──次作も楽しみにしています。さて、このインタビューは47都道府県ツアーが31公演終了したタイミングで行っていますが、初ツアーはかなり充実しているようですね。
たか坊:すごく楽しいです。ツアーは、いまや僕らの生き甲斐ですから。SNSでスタートしたTENSONGがSNSの向こう側の人たちと、実際にライブハウスで会って、目を見て感謝を伝えられる。まず、それがうれしいっていうことに加えて、ステージを観るキラキラした瞳や、ライブ会場を出たときのみんなの笑顔を見ると、“音楽をやっててよかったな”と本当に思うんです。ノリで始めた音楽だけど、大きな言い方をすると、今、誰かを幸せにできてるのかなって。そういう存在に一歩ずつ近づけていけてるのかなって。もっともっと頑張ろうと思うんです。
アルフィ:今まで作ってきた曲を実際にお客さんの前で演奏したり、対バンのライヴを観たり、いろんな方と会えたことが、本当に刺激的ですね。もっと頑張らなければって思います。それもあってか、楽曲制作のアイデアがたくさん生まれてくるんです。アイデアを形にするのも、この先楽しみなんですよね。
拓まん:でもやっぱり、正直なところ47都道府県ツアーは大変ですね(笑)。
──初ツアーが47都道府県ですし、特に拓まんさんは移動車の運転も担当してらっしゃいますし。
拓まん:ほぼ社長と僕で機材車の運転をしてるんですよ。アルフィは一般道だけ運転するんですけど、それで“俺、運転してます”みたいな得意気な顔をする(笑)。
──ははは。たか坊さんは免許を持ってないですし(笑)。
拓まん:そう(笑)。とはいえ、現在までの31公演で、すごくいろんなものを吸収できていると思います。対バンのステージからギターフレーズやメロディラインのアイデアを得ることができたり、新たにやってみたい曲のイメージが浮かんできたり。これまで自分が聴いてこなかったジャンルにも触れられるので、初ツアーでの経験をこの先につなげていきたいですね。
たか坊:残すところ17公演ということで、ファイナルのKT Zepp Yokohamaワンマンにしっかりつなげていきたい。この日は、僕らの初ワンマンにもなるので。
──8月19日に開催される47都道府県ツアーのファイナルであり、初ワンマンである<アーティストミマン>。初ワンマンの会場がZeppというのもかなり大胆な挑戦です。期待が高まります。
拓まん:ただ、ワンマンがゴールではないので、その先にしっかりつなげられるものにしたいですね。ここを弾みにレベルアップできたらなと思います。
アルフィ:そういう意味でも、47都道府県ツアーの一つひとつを大事にまわりたい。たとえば、ちょっとしたデータの管理もそうなんですけど、小さなことからしっかりやることが大事だなと改めて感じていて。音楽制作やライヴだけではなく、活動におけるすべてを大事にしていきたいんです。
たか坊:お客さんの前でのワンマンは初めての経験なので緊張しますね。今のツアーも公演のたびに緊張するんですけど、お客さんの前に立つと楽しい気持ちが勝って、尻上がりに調子が良くなっていくんです。きっとワンマンもそうなっていくんじゃないかな。当日を楽しみにしていてください。
取材・文◎沖さやこ
■デジタルシングル「コイビトミマン」
https://linkco.re/8z7mugpv
作詞:たか坊 / 作曲:たか坊
編曲:WEST GROUND / 伊藤直樹 / 中西航介
ストリングス編曲:宮野幸子
■<全国47都道府県対バンツアー「~JUST FOR FUN 2023~」>
2月20日(月) 京都GROWLY
2月21日(火) 太陽と虎
2月22日(水) 奈良NEVER LAND
2月24日(金) OLDTIME
2月26日(日) 滋賀B-FLAT
3月07日(火) 浜松FORCE
3月08日(水) 名古屋CLUB UPSET
3月11日(土) 岐阜CLUB ROOTS
3月12日(日) 四日市CLUB ROOTS
3月18日(土) 松山 W Studio RED
3月19日(日) SANUKI ROCK COLOSSEUM 2023
3月21日(火) club GRINDHOUSE
3月22日(水) 高知X-Pt.
3月25日(土) 松江AZTiC canova
3月26日(日) 米子AZTiC laughs
3月28日(火) 岡山CRAZYMAMA 2ndRoom
3月29日(水) 広島セカンド・クラッチ
3月30日(木) 周南live rise
4月02日(日) 佐賀GEILS
4月04日(火) 福岡LIVE HOUSE OP's
4月05日(水) 長崎Studio DO!
4月08日(土) 大分T.O.P.S BittsHALL
4月09日(日) 宮崎LAZARUS
4月11日(火) 鹿児島SRホール
4月12日(水) 熊本Django
4月22日(土) 松本ALECX
4月23日(日) 富山MAIRO
4月25日(火) 新潟CLUB RIVERST
4月27日(木) 金沢GOLD CREEK
4月29日(土) 福井CHOP
5月13日(土) PLANT
5月14日(日) 青森Quarter
5月15日(月) 秋田 Club SWINDLE
5月17日(水) 盛岡CLUBCHANGE WAVE
5月18日(木) 仙台darwin
5月20日(土) けんしん郡山文化センター 大ホール
5月21日(日) 山形ミュージック昭和Session
6月02日(金) 柏PALOOZA
6月09日(金) 水戸ライトハウス
6月11日(日) 前橋ダイバー
6月17日(土) 桜座
6月23日(金) HEAVEN’S ROCK Utsunomiya
6月30日(金) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心
7月02日(日) 下北沢Reg
7月22日(土) 桜坂セントラル
【自身初ワンマン<アーティストミマン>】
2023年8月19日(土) KT Zepp Yokohama
open16:00 / start17:00
▼チケット
FC 4,000円 / 一般 4,800円 / 当日 5,000円
一般販売:2023年7月15日(土) 10:00~
【FC先行販売受付期間】
VIP会員:5月20日(土)10:00~5月21日(日)23:59
通常会員:5月24日(水)10:00~6月4日(日)23:59
【ファミリーマート先行抽選販売】
受付期間:6月12日(月)12:00~7月2日(日)23:59
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