【インタビュー】ODDLORE、「ここからが僕らにとって勝負どころ」

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■このフリーライブは僕らにとって大きなものだった

──前向きな変化があったのですね。皆さんも、ご自身の成長を感じたのでは?

RYUICHIRO:あります、あります。僕、衣装でキャップを被っているんですけど、それが何回も取れて落ちちゃって。これが初回だったら、絶対パニックになってたと思います。焦らず対応できたのは、場数を踏ませていただいて良い意味で慣れが出たから。「キャップが落ちても意外と冷静にできてるな」って思いながらパフォーマンスしていました。

KOYA:それ、わかる!

──KOYAさんはサングラスを途中で外されましたよね?

KOYA:僕が着ている衣装のジャケットのチャックの部分が結構重いんです。それがサングラスに当たって落ちてきちゃって。「これ無理だ」と思って外してジャケットに入れました。その時、RYUICHIROと同じで気持ち的には焦らなかったです。

RYUICHIRO:うん、瞬時に切り替えができるようになりました。

YUI:それに近いことは僕もある。始めの頃って、ライブでミスしたらその日全部引きずっていた部分があったんです。でも、今はすぐに切り替えられたり、「この前はできたんだからかましてやろう」って過去の良い時を思い出せるようになりました。自分の中にアーカイブが溜まったからこそできるようになったことですよね。あとは、客席の奥の方まで見れるようになりました。


──余裕が出てきた。

YUI:そうですね。何日か前に対バンライブに出演した時、「HOLLOW」の僕のパートについてRIONから「今のも良いけど、ちょっと余裕があったら1回正面から顔を外してみてもいいかもね」ってアドバイスをもらったんです。僕は保守的な人間なのであまりそういうチャレンジをしないんですけど、今日本番でいきなりできて。嬉しかったです。

RION:あぁ、あれ良かった! 僕が感じた成長は、お客さんとの距離感を自分で操れるようになったこと。例えば、カメラで撮っている人がいたらその画面が僕で埋まるくらい近づいてみたり。「BRIGHT SIDE」で一緒に振りをするパートがあるんですけど、まだそれを把握していないお客さんを見つけたら「こうやるんやで〜」って思いながら目線を送ってみたり。「今は近づかんとこう」「今はめっちゃ近づこう」って考えられるようになったと思います。それが自分の楽しみにもなっていて、お客さんも楽しんでくれていそうだったので嬉しいなって。

RIKITO:余裕ができたり、自分なりの楽しみが見つけられたりしたのって、<ODDLORE FREE LIVE -Under Test->がアウトプットの場になってくれてたのが大きいよね。ODDLOREが始動してからインプットはたくさんしてきましたけど、実践的なアウトプットは<ODDLORE FREE LIVE -Under Test->が初。毎回お客さんとキャッチボールをすることで、「こうしてみよう」っていう変化が出てくるというか。特にKOYAなんて、ライブでしか出さないものがあるんですよ。悪い言い方をしたら、練習で手を抜いてるのかって思うくらい違う(笑)。それくらい人前じゃないと出ないもの、得られないものがあるので、このフリーライブは僕らにとって大きなものだったと思います。


──JOSHさんはいかがでしょうか。個人的に一番回答が気になります。先程も自身の成長について少しお話頂きましたが、前回のインタビューで「俺を見ないでくれと思いながらステージに立っている」とおっしゃっていたので(笑)、どんな変化があったのかな、と。

JOSH:今も「俺を見ろ」とは思っていないです。「見たけりゃ見ていいよ」に変わりました。

KOYA:上から目線すぎる(笑)!

RION:段階が変わったんや(笑)。

JOSH:ちょっと変わった。「見ていいよ」っていう許可制になりました。フレンドリクエストを承認するみたいな感じです。というのも、対バンライブって太平洋に飛び込んだみたいな感じなんですよ。鮫がうようよいるアウェイな環境。そこからClub Mixaに帰ってきて、また太平洋に行ってを繰り返してきた結果、「Club Mixaのみんな、めっちゃ優しい。みんなあったかい」って気付いたんです。ファンの方は仲間という感覚になったので、「見てもいいよ」って思えるようになりました。MCも、みんな反応があったかくて。


──MCでいうと、場数を踏んだことで皆さんの中でなんとなく役割分担もできてそうです。

RION:どうやろ。ないかもなぁ。

YUI:まとめるのはRIONが多いと思います。空気を読んで上げたり下げたりしてくれるのがRYUちゃん。それくらいですかね。

RYUICHIRO:あとは、本望じゃないけど俺がめっちゃ滑る。

一同:(爆笑)

KOYA:滑りに行こうとしとるわけじゃないもんね(笑)。思いっきりバット振って空振りする。

RYUICHIRO:「俺は大谷(翔平)や!」と思って振ってるけど、当たらない(笑)。

YUI:でも、その滑り役ができるのが強いんですよ。滑ったことすら面白くできるキャラがRYUICHIROしかいないんです。僕が滑ると本当にヤバい空気になりますし。バットに当たっても当たらなくても面白い人がいてくれるだけで、ありがたいですね。

RYUICHIRO:って言ってるYUIはボケとツッコミの二刀流です。まさに、大谷ですね。

YUI:まじでやめて(笑)! 

RION:これ書かれたらYUIへの期待がめっちゃ上がるね。


──なるほど。「YUIさんは大谷」、と。

YUI:まとめが全然違いますって(笑)!

RYUICHIRO:あとは、JOSHが早口になると緊張してるなって思う。

KOYA:今日は早口だったけど、クリアだったよ。他のメンバーは「えー」とか「あー」とか入るけど、JOSHの場合は途切れること無くずっと喋ってた。原稿読んでるんかってくらい。

RION:間を埋めたいんやろな。

JOSH:間に対する恐怖はちょっとある。

RYUICHIRO:ラッパーだから口が回るんだろうね。

JOSH:なんや、それ(笑)。

KOYA:さっきから変な二つ名つけようとしない!(笑)。


──この会話からもなんとなく皆さんの役割分担が伝わってきます。今日はライブ終了後にお見送り会もされていました。ファンの方との触れ合いも増えて、活動の糧になる言葉もたくさん受け取っているのでは?

KOYA:そうですね。言葉もそうですけど、ワンマン、対バン問わず、ほぼ毎回見に来てくれる方がいるのが単純に嬉しいです。デビューしてまだ1年ちょっとのグループにファンの方がいること自体がありがたいですね。

RYUICHIRO:SNS上でのアカウント名と実際のお顔が一致した時とか、嬉しいよね。お見送り会のときに名乗ってくれるんですよ。「この方が◯◯さんなんや」とか、「いつもコメントしてくれる方だ」とかって顔が見えるのはやっぱりいいなと思います。僕らもありがとうって伝えることができますし。

YUI:僕、3月13日が誕生日だったんですけど、「誕生日おめでとうございます」って言ってくれる人がいたことが嬉しかったです。

JOSH:僕も今日、4人連続で「お誕生日おめでとう」って言ってもらった。

RYUICHIRO:「JOSH 誕生日おめでとう」っていううちわもあったね。

JOSH:僕のシーズンが来ました。

RIKITO:僕は子どもがめっちゃ好きで自分が子どもの頃から、赤ちゃんとか見ると可愛くてしょうがなかったんです。ライブにいつも来てくれるお子さんがいるんですけど、キャッキャしているのを見て可愛いなってパワーをもらっています。あと、男性のお客さんの存在もとても大きいです。ボーイズグループのライブって男性のお客さんはどちらかというと少ないじゃないですか。だから、男性の方がライブに来てくださるのがすごく嬉しい。年齢や性別をこえて、子どもや男性にも見てもらえているってことに喜びを感じています。


──今日も男性の歓声が聞こえてましたね。

RIKITO:お見送り会にも並んでくださる方がいて、今後のモチベーションになりました。

RION:今日のお見送り会、初めて挨拶に来てくれる方が多かったんです。そこで「この段階で出会えてよかったです。推します」って言ってくれた方が結構いらっしゃって。まだそんなに世に出ていないっていうタイミングで見つけられてよかったって。そう言っていただけるのは本当に嬉しいし、自信にもなります。それにこの先世に出たらもっと僕らを好いてくれる人が増えるかもしれないっていう可能性も感じられました。

──たしかにそれは嬉しいですね。では、最後に次のステージに歩みを進める皆さんが今やってみたいことを教えてください。

YUI:抽象的なことになっちゃうんですけど、今新曲を作っていて。制作中の今だからこそ、楽曲のアウトプットの仕方にもこだわっていきたいと思っています。例えば、「Lucid Dream」はそれぞれのソロパートがあって、それぞれの個性が出るパフォーマンスをしているんです。そういった自分でも楽しみながらパフォーマンスできる、他のメンバーのパートを見ていても楽しいってなるアウトプットを増やせたら、と。より自分たちの色が出る楽曲を増やしていきたいです。

RION:そうやって作った楽曲を、自分たちの足で運んで届けに行きたいです。今ライブをやっているのは東京のみなんですけど、地方を回るライブもやっていきたいですね。

──東名阪だけでなく、皆さんの出身地でやってみるのも面白そうですね。

RION:そう! やりたいんですよね。

KOYA:お金がかかる〜!

RION:たしかに。やるとしたら沖縄以外やな(笑)。

KOYA:沖縄出身の俺、かわいそう……。

RION:ヒッチハイクで行って、到着した人だけでライブする(笑)。

YUI:それだと、沖縄はKOYAしかいないライブになりそう。

RYUICHIRO:僕は、もっとスキルを磨いていきたい。<ODDLORE FREE LIVE -Under Test->が終わって、この先はきっとはじめましての人ばかりがいる場でのライブになると思うんですが、そこからが勝負どころです。今まで以上にスキルを磨くことはもちろん、どうやってはじめましての人の心を掴んでいくのかも考えなきゃいけない。もっと武器を作れるように頑張ります。

RIKITO:僕は“自分たちでやりたいことをやって喜んでもらえるようなアーティスト”を目指したい。アーティストって、自分がやりたいことをやって多くの人に共感してもらうことで、世に出る存在だと僕は思っています。そのために自分がどうなりたいのか、何をしたいのかをしっかり見つけて、考えを固めたいと思います。そのために、目の前にある小さなことからコツコツ取り組んで、トーナメント戦を勝ち進んで行けたらなって思います。

取材・文◎高橋 梓
写真◎KOBA (Sketch)

ODDLORE メッセージ入りブロマイド プレゼントキャンペーン概要

【応募資格】
・日本国内にお住まいの方
・Twitterアカウントをお持ちの方
・BARKS編集部 Twitterアカウントから投稿される応募用のツイートをキャンペーン期間内にリツイートした方
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
※ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。

【賞品名・当選人数】
・ODDLORE メッセージ入りブロマイド
 KOYA(1名様)
 RION(1名様)
 RYUICHIRO(1名様)
 RIKITO(1名様)
 JOSH(1名様)
 YUI(1名様)

【応募方法】
1. BARKS編集部 Twitterアカウント「@barks_news」をフォローしてください。
2. BARKS編集部 Twitterアカウントから下記キャンペーン期間中に投稿されるキャンペーン応募用の投稿をリツイートしてください。
3. 上記で応募は完了となります。
※フォローを外すと応募権利がなくなりますのでご注意下さい。

当選後にご希望のメンバーお伺いしますが、必ずしもご希望のメンバーが当選するとは限りません。ご了承ください。

【応募期間】
2023年4月13日(木)~2023年5月12日(金)23:59まで
※上記期間内にされたリツイートが応募対象です。

【当選発表】
・Twitter DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
・専用フォームで必要事項を入力ください。
【賞品発送】
・配送は国内のみ、賞品は2023年6月上旬に発送予定です。
※やむを得ない事情により賞品の発送が若干遅れる場合がありますので予めご了承ください。
※ 以下のような場合には、ご当選の権利を無効とさせていただきます。
1. ご住所入力の不備により、賞品がお届けできない場合。
2. ご不在などにより、運送会社での保有期間を超えて賞品をお届けできなかった場合。

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・転売 (不特定多数への転売、オークションなどを含む)目的でのご応募はご遠慮願います。

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リリース情報

2023年
8月16日(水) 1st ALBUMリリース
4月28日(金) 新曲「Embers」先行配信リリース
詳細後日発表


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