パルプ、ベーシストのスティーヴ・マッキーが56歳で死去
パルプのベーシスト、スティーヴ・マッキーが3月2日、56歳で永眠した。病名は明かされていないが、家族によると、この3ヶ月入院していたという。
◆パルプ画像
バンドは、山道を歩くマッキーの写真をインスタグラムに投稿し「僕らの愛する友人&ベース・プレイヤー、スティーヴ・マッキーが今朝、息を引き取った。彼の家族と彼が愛した人たちにお悔やみを」と訃報を伝え、「この写真は、2012年にパルプが南米ツアーを行ったときのものだ。1日休みがあり、スティーヴがアンデス山脈に登ろうと提案してきた。僕らはそれに従った。魔法のような体験だった。一日中ホテルの部屋の壁を見つめている(多分、これがなければ僕らはそうしていた)のとは比べ物にならない魅惑的な体験だった。スティーヴがそういう事々を可能としてくれた。彼の人生、バンドにおいて。僕らは、彼はいま、山に戻り、冒険の次の段階にあると考えたい。スティーヴ、いい旅を。いつか再会できることを願ってる」と、追悼の言葉を寄せた。
マッキーは1989年にパルプに加入し、サード・アルバム『Separations』(1992年)から現時点で最後のスタジオ・アルバム『We Love Life』(2001年)まで5枚のスタジオ・アルバムを制作した。
パルプが昨年10月、2023年に活動を再開すると発表したとき、マッキーは参加しないと伝えられ、彼は当時「僕らが一緒に創ってきたものをとても誇らしく思っている」が、「自分がいま取り掛かっていること、音楽、映画制作、写真のプロジェクトを継続すると決め、先ほど発表されたUK公演には僕は参加しない」とコメントしていた。
パルプは5月26日からUK/アイルランド・ツアーを開催する。
Ako Suzuki