【インタビュー】Rest of Childhood、新曲「MILK」に失恋と青春と美学「疾走するビートに乗せて振り切る瞬間があればいい」
■声出し解禁は俺のレスチャ加入後初
■今後の運命の鍵を握る分岐点
──「ミュージシャンになってもそういう気持ちは忘れないようにしてる」って、HALさんらしい言葉。
u:zo:HALは何事にも思い入れが深いから、物も捨てたがらないんですよ。
HAL:そうだね。u:zoはすぐ捨てるタイプ。この前も工具が入っているバッグがボロボロだからって、その場で捨てて。「中身はどうするの?」って聞いたらビニール袋に入れてた(笑)。「そうしないと新しいバッグ買わないから」って。
u:zo:捨てないと使い続けちゃうからさ。
HAL:ベースのシールドとかも相性が悪いと捨てちゃうんですよ。俺はとっておきがち。切れた弦も捨てなかったり。
──絵に使えるかもしれないですしね。
Takuya:それ、ありそうだな。
▲Takuya (Dr&Cho)
HAL:自分の爪痕みたいな気がして、捨てられなかったりするんですよ。
Takuya:“乳歯が抜けた”みたいな?
HAL:そういう感じかな。もう少し捨てられるようになりたい。u:zoのマネはできないけど。Takuyaはあまり捨てるイメージないね。
Takuya:そう。だけど買っちゃうんだよね。
u:zo:ははは。いちばんいろいろなものを手に入れている人ですね。
Takuya:で、「トランクルーム借りよう」みたいな感じ(笑)。
u:zo:俺はTシャツ1枚買ったら1枚捨てる。
HAL:えー、それ面白いね。それぞれ生き方が違うんだけど、いいなと思える。
u:zo:そうだね。
HAL:俺、旅に出た時はu:zoモードなんだけどな。
Takuya:うん、旅先では荷物を減らしていく。
u:zo:俺は旅先でサングラスとか買っちゃう(笑)。
HAL:こういう話を移動中に車の中でずっとしてるんですよ。全然飽きない。
u:zo:「お父さん、お母さんは元気?」とかね。
▲HAL (G&Vo)
──お互いに尊重し合っていて、いい関係ですね。少し遡って、初の流通シングル「通り雨の歌」、第二弾流通シングル「Fact」も聴かせていただきましたが、Rest of Childhoodの楽曲は聴いていて胸がザワつくんですよね。青春期の思い出がフラッシュバックしたりとか。そこが“放課後ロック”たる所以なんでしょうかね。
u:zo:“放課後ロック”はHALが言い始めた言葉で。
HAL:漫画家のふるかわ先生が名付け親だけどね。ロックということに関してはあまり意識してないかも。「Fact」はTakuyaがメロディを持ってきてくれた曲で、それぞれの個性が出せたらいいなって。
u:zo:いろいろな音楽が簡単に手に入って聴ける中、ジャンルで分けるっていうのは今の時代に合ってないのかなって。「通り雨の歌」も「Fact」も、2曲並べて聴いたら“同じバンドの曲かな?”って思うぐらい振り幅があると思うし。
──なるほど。荒々しさとか瑞々しさを残した音楽なのが共通項かなって。
u:zo:それはHALの歌詞があった上で表現しているからかもしれないですね。意識してロックにしようと思っているわけではなく、歌詞の世界観にどう反応するかっていうところだと思うんですよね。
HAL:曲があって歌詞をつけることもあるよね。
u:zo:そうだね。瑞々しさや不完全さは原曲に対して忠実にアプローチしたいと思った結果。導かれている感じだと思う。雨の歌だったら、雨っぽいフレーズを持ってこようって考えるし。
Takuya:僕らより先輩ミュージシャンは、ロックは社会的に悪みたいに思われていた世代だから、突っ張る必要があったと思うんです。だけど、僕らの“放課後ロック”って学生時代の限られた自由時間みたいな感覚なんですよ。もう、いい年齢ですけど、この職業を選べたおかげでまだやれているので、“この時間は誰にも怒られないよ”って次の世代に提案したい気持ちはありますね。
──では最後に、<Rest of Childhood “The Terminal" Tour '23>について楽しみにしていること、楽しみにしていてほしいことをお願いします。
HAL:声出し解禁です。この編成で初。
u:zo:俺がRest of Childhoodに加入した時はすでにコロナ禍だったから、お客さんとの距離をもっと縮められる最初の機会が来たなって思ってる。
HAL:HALになってから、まだ名前を呼ばれてないからね。自分たちはコロナ禍でも走り続けてきたし、規制が少しずつ緩和されていく過程も見ているけど、ここからもう一回楽しい時間を作っていきたい。そうしたらライブハウスから遠ざかっていた人たちも戻ってくるだろうし、新たに来てくれる人も増えると思う。
u:zo:このツアーが今後のRest of Childhoodの運命を分ける分岐点だよね。
Takuya:だから、<The Terminal>ツアーなんです。なんだかんだ3年間のストレスは大きくて、自分も体調を崩したし、周りも無理して頑張っていたりするので、解放できる時間になったら最高ですよね。“この時間だけはバカやっていいんだ”って。
HAL:Takuyaの友人で福岡でライブハウスをやっている人が、「コロナ禍で高校生が3年間ライブに行けてないから、何とかしなきゃ」と言ってたらしいんだけど、自分もいちばん多感な年齢のヤツらの背中を押したいのに、目の前にいないっていう寂しさがあったんだよね。だから、若い世代がライブハウスに戻ってきたらいいなって。「40代になっても、まだこんなことやってるんだけど、どう?」「こういう生き方してもイケるんだぜ」って伝えたい。ライブが終わってライブハウスの扉を開ける時には、テンションがグワーっと上がってスキップしちゃうような時間にしたいですね。
u:zo:「こんな変な大人もいるんだ」ってね。ぜひライブハウスに遊びに来てほしいですね。
Takuya:じゃあ、“レスチャ(Rest of Childhood)こども食堂”やる?(笑)。
u:zo:カレーとか作ってね(笑)。
HAL:BARKSさんとも、一緒にライブハウスを盛り上げたいよね。
取材・文◎山本弘子
撮影◎野村雄治
■流通盤シングル第三弾「MILK」
ROCH-0007 ¥770(Tax inc.)
三店舗限定販売:タワーレコード渋谷店、梅田NU茶屋町店、名古屋パルコ店
収録曲:「MILK」
ジャケット:ふるかわしおり書き下ろしイラストとコラボ
特典:リリースイベント参加券 ※渋谷店限定
■Rest of Childhoodリリース限定ステッカー+ポストカードセット
2023年2月1日(水)リリース
¥1,100(Tax inc.)
■『New Single「MILK」リリースイベント』
2023年3月26日(日) タワーレコード渋谷店 9F イベントスペース
open13:00 / start13:30
▼参加方法
ご予約者様優先、2022年2月1日発売『MILK』をタワーレコード渋谷店でご購入された方限定で、先着順に[イベント入場引換券]を差し上げます。
※<整理番号付きアコースティックライブ入場券>は、入場番号ランダムでお渡しさせていただきます。
※<イベント参加引換券>・<整理番号付きアコースティックライブ入場券>は定員に達し次第、配券終了致します。
※<イベント参加引換券>はおひとり様1枚までのお渡しとなります。
■<Rest of Childhood “The Terminal" Tour '23>
2月10日(金) 千葉・千葉LOOK
open18:30 / start19:00
2月11日(土) 埼玉・HEAVEN'S ROCK Kumagaya
open17:00 / start17:30
2月28日(火) 神奈川・川崎Serbian Night
open18:30 / start19:00
3月18日(土) 静岡・静岡UMBER
open17:00 / start17:30
3月19日(日) 岡山・岡山PEPPER LAND
open17:00 / start17:30
3月21日(火/祝) 福岡・culture spot BAD KNee LAB.
open17:00 / start17:30
4月01日(土) 宮城・仙台ROCKATERIA
open17:00 / start17:30
■<The Terminal Tour '23>追加公演 “CA$H BACK”
4月09日(日) 大阪・シャングリラ
4月23日(日) 東京・渋谷Veatst
open17:00 / start17:30
※guest musician : Kansei(G)
▼チケット
前売:5,000円
当日:6,000円
※19歳以下の方は学生証持参で5,000円キャッシュバック!
■Rest of Childhood<unplugged>
open18:30 / start19:00
出演:Rest of Childhood
ゲスト:村山☆潤(Pf)、shuri(Cho)
■Rest of Childhood 直筆サイン入りチェキ プレゼントキャンペーン概要
【応募資格】
・日本国内にお住まいの方
・Twitterアカウントをお持ちの方
・BARKS編集部 Twitterアカウントから投稿される応募用のツイートをキャンペーン期間内にリツイートした方
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
※ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。
【賞品名・当選人数】
・Rest of Childhood 直筆サイン入りチェキ
・2名様
【応募方法】
1. BARKS編集部 Twitterアカウント「@barks_news」をフォローしてください。
2. BARKS編集部 Twitterアカウントから下記キャンペーン期間中に投稿されるキャンペーン応募用の投稿をリツイートしてください。
3. 上記で応募は完了となります。
※フォローを外すと応募権利がなくなりますのでご注意下さい。
【応募期間】
2023年2月17日(金)~2023年3月17日(金)23:59まで
※上記期間内にされたリツイートが応募対象です。
【当選発表】
・Twitter DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
・専用フォームで必要事項を入力ください。
【賞品発送】
・配送は国内のみ、賞品は2023年4月中旬に発送予定です。
※やむを得ない事情により賞品の発送が若干遅れる場合がありますので予めご了承ください。
※ 以下のような場合には、ご当選の権利を無効とさせていただきます。
1. ご住所入力の不備により、賞品がお届けできない場合。
2. ご不在などにより、運送会社での保有期間を超えて賞品をお届けできなかった場合。
【ご注意事項】
・転売 (不特定多数への転売、オークションなどを含む)目的でのご応募はご遠慮願います。
【個人情報取扱い】
・お客様からいただいた個人情報は、賞品の発送及び、サービスの開発や、個人を特定しない統計資料、当該プレゼント/モニタにおける商品の発送、及びそれにまつわるサポートのために利用いたします。上記以外の目的で個人情報を利用する場合は、予めその目的を明示し、お客様の同意を頂いた場合のみ、個人情報を利用いたします。
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