【インタビュー】THE BEAT GARDEN、新曲「初めて恋をするように」に描いた日常という幸せ「君といる平凡は奇跡も特別も敵わない」
■ライブは自分にとってかけがえないもの
■来てくれる方を全力で楽しませたい
──THE BEAT GARDEN結成後は、ライブスタイルやパフォーマンスなど、どんなふうに自身を確立していったのでしょう?
U:今の話からもわかるように、僕らはそれぞれルーツが違うんですよ。でも、友達同士なので、ダンスミュージックを作ってみたり、生楽器を活かしてバンドっぽいオケを作ってみたり、EXILEさんのバラードみたいなものも作ってみたり、みんなで楽しみながらいろんな曲にチャレンジすることができた。そういう中で、僕らが初めてミュージックビデオをYouTubeにアップした「Sky Drive」の原形みたいな曲が生まれて。4つ打ちのエレクトロサウンドだったんですけど、ダンスするわけでもなく、楽器を持つわけでもなく、その曲を3人がただステージ上で歌ったときに、お客さんのノリ方がすごく自由だったんです。じっと聴いている人、手拍子をしてくれる人、ディスコみたいに踊ってる人もいて。そういう景色を見て、“めっちゃ楽しい!”と純粋に感じたんですね。今のスタイルに紐づくのはそこからですね。
──ライブでの見せ方に関しては?
U:最初は3人でダンスを踊ったり、ヘドバンしたりしてましたね。そこから3人で話し合って、同じ曲を披露するにしても、次のステージでは異なるアプローチで見せるようにしていったんです。というのも当時は持ち曲が少なかったから、そうしないと同じようなライブを繰り返すことになってしまうんですよ。それを避けるために、今回は振り付けを入れてみようとか、ここでお立ち台から3人でジャンプしようとか、ここでヘドバンしようというふうに。それこそ、毎回のライブで必ずいろいろなことを試していましたね。そのライブ映像をみんなで観て、「これはお客さんが引いちゃって、のれなくなっちゃうね」とか「これはお客さんも楽しそうだね」とか話し合って、淘汰されたり導入したりして、今のスタイルを作り上げていった感じです。
▲MASATO
──失敗を恐れずに試してきたんですね。
U:たとえばモニターに足をかけることにすら、最初はためらいがあったんですよ。でも、思い付いたことをやらなかった日の後悔のほうがすごくて。失敗よりも、進まないことのほうが怖かったんです。
REI:僕は最近まで自分の中に葛藤があって。もともと僕はダンサーに憧れて小学4年生の頃にレッスンに通い始めて、徐々に歌へシフトしたんですね。なので、音楽に合わせてダンスを踊るということが最初から身についていたので、パフォーマンス自体が好きだったんです。ところが楽曲リリースやライブを重ねていく過程で、“僕は見せるということをはき違えているんじゃないか”と思ったんです。歌と動きが紐づいてなくて、ただ見せているだけ。歌でメッセージを伝えたいときに、気持ちを上手く届けられてないような感覚もあったんです。やはり歌があっての動きであるべきで。今は歌や気持ちから自然と出てくる動きを大事にしています。
MASATO:見せ方については僕もすごく悩みましたね。2人と同じことをするのは意味がないというか、3人が個性を出し合ったうえで1つに見えないといけない。では、自分ができることとは何だろう?と常に考えていた…というか今でも模索中です。僕はダンスが苦手で、レッスンに通った時期もあったんですけど、パフォーマンスに嘘をついているような気がしてしまって。そんな中で、事務所の先輩のバックコーラスをサポートさせていただく機会があったんです。その先輩のライブは場内の一体感がすごくて。自分はステップは踏めないけど、こういう一体感は生み出せるかもしれないと思ったんです。それで、THE BEAT GARDENのライブでは、「この曲はこういうふうにノッてください」って先導する立ち位置に自分を持っていったんですね。
──たしかに、それも重要な見せ方ですね。
MASATO:はい。そうすることによって、こういうときにお客さんはこうノリたいんだろうなってことが少しずつわかるようになってきて。さっきUさんが言ったように僕らは自然体でライブをしていますけど、一体感は絶対に必要。そういう感覚でライブしているが故に、醸し出されるものがきっとあると思います。
▲U
──皆さんの話を聞いて、12月16日のライブ<THE BEAT GARDEN Live 2022 『be honest』>が一層楽しみになりました。
U:僕はライブが一番好きなんですよ。音に乗せる形でしか伝えられないことって、やっぱりあると思うんです。ライブはそれを直接できるわけだから、本当に会話だと思っているんですね。ステージと客席がお互いをぶつけ合える場という意味では、テレビや音源とは全く違うんですね。今の僕らは、“はじめまして”の人もライブに来てくれる有り難い状況であると同時に、ずっと応援してくれている人は少し距離を感じてしまう時期なのかもしれない。なので、ライブでは自分の本心を思いきりぶつけたいんです。カッコいいライブをしたいわけでもないし、歌声で魅了したいわけでもなく。今回、<be honest>=正直というタイトルをつけたのも、本音でステージに居たいという思いがあるからです。だから来てくれる人も、自分がライブをしているかのように、心を裸にした状態でぶつけてきてほしい。
REI:鬱憤やストレスは生きている以上、誰しもに積もるもので。僕はそれをライブで発散できるんです。自分を表現できる場であり、それを受け止めてくれる相手がいる幸せな場でもある。ライブは自分にとってかけがえのないもので。だから、<be honest>もすごく楽しみですし、来てくれる方を全力で楽しませたいと思っています。
MASATO:THE BEAT GARDENはライブアーティストだと思うんです。今年のツアーファイナルで初めてライブに来てくれてた僕の友人が、「こんなライブをするとは思わなかった」って感動してくれたんですよ。<be honest>には「Start Over」をきっかけに、初めて来てくださる方がたくさんいると思いますけど、「Start Over」の印象をいい意味でぶち壊せると思う。自分達のライブはこういうものだって示したうえで、音源を聴くよりも全然いいと感じてもらえるライブができるはず。それに、僕らがずっと真剣に向き合ってきた曲達を生で聴いてほしいという気持ちも、気に入ってもらえる自信もあります。
取材・文◎村上孝之
撮影◎緒車寿一
■デジタルシングル「初めて恋をするように」
http://thebeatgarden.lnk.to/Hatsukoi
※テレビ東京木ドラ24『自転車屋さんの高橋くん』オープニングテーマ
■木ドラ24『自転車屋さんの高橋くん』
放送局:テレビ東京系
※BSテレ東/BSテレ東4K:11月8日スタート 毎週⽕曜深夜0時~0時30分
配信:
・毎週地上波放送終了後、ディレクターズカット版がNetflixにて見放題独占配信
・広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP、TVer)にて見逃し配信
出演:鈴木伸之/内田理央/柾木玲弥/長井短/瀬口黎弥(FANTASTICS from EXILE TRIBE)/寺本莉緒/木村文哉/濱田マリ/斉木しげる
・番組ホームページ:https://www.tv-tokyo.co.jp/takahashikun/
・番組Twitter:https://twitter.com/tx_takahashikun
・番組Instagram:https://www.instagram.com/tx_takahashikun/
(c)「自転車屋さんの高橋くん」製作委員会
■ライブ<THE BEAT GARDEN Live 2022 『be honest』>
open18:15 / start19:00
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